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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ホンダRC171

 1961年に125㏄、250㏄の世界GPでタイトル(メーカー、個人)を手にしたホンダは1962年に50㏄、350㏄クラスにも挑戦します。

 ホンダは350㏄クラス出場に向け250ccをベースにボアを3mm拡げ47×41mmの284.5㏄としたRC170を開発し、続いて49×45mmの339.4㏄としたRC171を開発します。

 1962年世界GPは全11戦でしたが、350㏄クラスは6戦しか行われませんでした。350㏄第1戦マン島TT(6月6日)に出場したホンダレーサーはRC170で、トム・フィリス(1961年125㏄チャンピオン)、ボブ・マッキンタイヤが乗り、マッキンタイヤはリタイア、フィリスは転倒し死亡という結果でした。
 しかし、350㏄第2戦オランダ(6月30日)ではレッドマンがRC170に乗り優勝※、350㏄第3戦アルスター(8月11日)でRC171が登場しレッドマンにより優勝。残り3戦もRC171が勝ち(最終戦はトミー・ロブによる)、ホンダは350㏄クラスのメーカー、個人(レッドマン)タイトルを手にしました。

※RC171初登場のGPをオランダとする記事もありますが、アルスターの可能性が高いと考えます。


 写真は現存するRC171E-102/-(フレーム番号不明)。

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利益率の対前年度比

小泉農水相「営業利益が前年比500%は異常」発言にコメ卸大手が反論 「利益率は5%、暴利むさぼっていない」

「1億円の売上で1万円の利益」 利益率0.01%

「1億円の売上で2万円の利益」 利益率0.02%


 利益率の前年度比

100×0.02/0.01=200% です。


「1億円の売上で1万円の赤字」  利益率-0.01%

「1億円の売上で1万円の利益」  利益率0.01%

 利益率の前年度比は「-100%」になるのでしょうか?

 「前年度比」はこの程度の数字です。

 「利益率の前年度比500%」で「業者は暴利を貪っている」と反応する人は、「利益率」、「の前年度比」の後者を読めていないのかもしれません。大臣もそうかもしれませんが。






スズキXR

 スズキレーサーの機種記号はXR〇〇という形です。JFRMCを2002年1月に公開した時に、スズキ500㏄4気筒レーサーのXR記号について整理した頁をアップしていましたが、XR01~XR99の表を入手しましたので公開します。

https://jfrmc.ganriki.net/zatu/xr/racer.pdf
(このURLを直接入力してください)


https://jfrmc.ganriki.net/zatu/xr/nksuzukixr.htm

からもリンクしています。

オクタン価

https://x.com/naga_888888/status/1928706195772031355

「大戦時の日本の航空燃料のオクタン価はMONなの 87オクタン言うてもスタンドのレギュラーよりオクタン価低い訳じゃ無いの 直接変換は出来んのだけどMON87でRON92~95に相当するの」

 これは第二次世界大戦中の航空機用ガソリン(有鉛)についての話ですので、これが現在の自動車用プレミアムガソリン(無鉛)のオクタン価に当てはまるわけではないのですが、自動車用プレミアムガソリンのオクタン価は
 

リサーチ法 99.5前後
モーター法 87~87.5程度

です。

リサーチ法についてはこちら。
https://jfrmc.ganriki.net/nd/octane.htm

モーター法についてはデータが少ないですが

https://www.jmpsa.or.jp/prg_img2/pdf/pdf2011031415492446409100.pdf

超希薄条件で運転する高圧縮比火花点火機関の ノックへ影響を及ぼす燃料の着火特性に関する研究

 MFJロードレース国内競技規則※では
「リサーチオクタン価が102.0(RON)、モーターオクタン価が90.0(MON)以下」で「大会特別規則(全日本ロードレース特別規則等)によりガソリンの銘柄および供給方法が指定される場合、それに従わなくてはならない」

とされています。例えばこちらの特別規則
https://autopolis.jp/spa/wp-content/uploads/2019/02/f4bc8606b034ff29bcd84c81ac106af3.pdf

では

②競技に使用できるガソリン
 競技用ガソリンとは一般公道用市販車に使用するための通常のガソリンスタンドにて購入できるもの、或いはMFJ公認サーキットのガソリンスタンドにて購入できるガソリンとする。
③競技用ガソリンは下記MFJの定める仕様以内(無鉛ガソリン)に制限される。
 鉛の含有量は0.013g/l以下であること。リサーチオクタン価が100.0(RON)、モーターオクタン価が89.0(MON)以下であること。密度は15℃において0.725g/ml~0.780g/mlであること。
  
となっています。②の規定は一般のガソリンスタンドで購入できるものに限るということですので、プレミアムガソリンが想定されています。
 前述のようにプレミアムガソリンのRONは99.5程度で100に近いのですが、このMONが89以下になります。ですから、この特別規則からも、MON87のプレミアムガソリンのRONが92~95より大きくなります。

 繰り返しになりますが、冒頭で紹介した記事は第二次世界大戦中の航空機用ガソリン(有鉛)についての話ですので、これが現在の自動車用プレミアムガソリン(無鉛)のオクタン価に当てはまるわけではありません。


※2019年の国内競技規則も同じ規程です。

スズキのローターリー発電機

https://x.com/h_takurou613/status/1927140291254829161

SG-1300 D

という名称等々からすると、市販直前に計画停止したようですね。

 スズキは1970年代に小型汎用ロータリーエンジンを研究していましたが、その延長線上にあったのでしょうか?
http://iom1960.com/gs-kaihatu/hanyou-re-engine.html

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