購入しました。
一つ気になる点を指摘しておきましょう。61頁中段終わり
「-ではシリンダーの点火順序は?」
「塩原:0W61から0W76までは1番&3番が同爆の2番&4番が同爆です」
ところがその上の0W61のレイアウト図を見ると、前後気筒でロータリーディスクバルブを共有しており、図でも1番、4番の吸気ポートが開いています。つまり対角線上の気筒がそれぞれ同時点火であることを示しています。そもそも前後気筒のロータリーディスクバルブを共用する構造上、どうしたって前後気筒(1番&3番、2番&4番)で同時点火にはなりません。
塩原氏が勘違いしていると思われますが、それをそのまま掲載し、同頁下の各マシンの諸元にも記載してしまう方も問題です。
(続く)
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1970~1980年頃の二輪誌はロードレースだけではなくモトクロスも取り上げてくれていましたので、それなりに詳しくなりました。RACERS に間違いを指摘できるほどではありませんので、懐かしく読ませせてもらいました。今回、登場した池田勝氏(ライダー→メカニック)ですが、1973年にセニアクラスに昇格した記憶です。当時はこのような社員ライダーも多く、このような方々がマシンの開発を支えていました。
ところで、スズキの競技マシンといえば「XR●●」という機種記号が知られていますが、今号には記述がありませんね。スズキの125㏄モトクロッサーの機種記号としては
XR03
30
33
37
ぐらいが私のリストにあります。
RACERSVolume48(9)の末尾に以下の文を追記しました。
TZ500のクランクギア→ジャックシャフト(カウンターシャフト)ギアは減速比32/31で減速している。もちろん「等速」ではない。そしてジャックシャフト→クラッチギアは47/22で減速している。
したがって一次減速比は
(32/31)×(47/22)=2.205になる。
これは1980→1982年型いずれも同じ。
したがって、
http://www.tz350.net/bigbrothers.htm で一次減速比2.135とあるのは誤りということになる。