こちらで取り上げられています。
http://www.geocities.jp/rally2341/sub10tz.htm
前ゼッケン両側の孔について、RACERS SPECIAL ISSUE 2016「世界GPの革新者 キング・ケニー率いるチーム・ロバーツの挑戦」60頁では「ラジエーター冷却用エアの取り入れ口」、63頁では「ラジエーター冷却用エアの取り入れ口、ダクトで流速の高いエアを取り込むことで、スタンダードの半分のサイズのラジエーターで同等の冷却性能を確保していた」とあります。
細いダクト2本となるとかなりの(空気)摩擦抵抗になるはずです。そんなことをするより、フェアリングのゼッケン下を少し広げてやるだけで効率的に空気をラジエーターに導くことができます。
さらに、当時、すでにキャブレター周りへの吸入ダクトが用いられていたはずなのに、(この孔がラジエーター冷却用なら)このマシンにはキャブレター吸入ダクトがないことになります。
で、61頁の写真をよく見ると、件の孔は、ラジエータへのダクトの下側(キャブレーターとシリンダーの間の仕切りの前)に繋がるように見えます。
そんな訳で、件の孔はキャブレーター吸入ダクト用と考えます。
そんなことはさておき、このマシンに対するコシンスキーの評価は「クソ」、「マシンが曲がらない」だったような記憶です。
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