基本の理解は重要
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/rikai/rikai.htm で取り上げた植物プランクトンの増殖に関する某教授の論文ですが、教授はミカエリス・メンテンを「ミハエリ・メンテン」と記しています。Michaelisはドイツ人で、youtubeで聞くと、英語では「ミカエリス」、ドイツ語では「ミハ
エリス」(
エに弱いアクセント)に聞こえます。手持ちの独和辞典でも「ミハエリス」(ミヒャエリス)です。では「ミハエリス」とすべきなのでしょうか?
Michaelisさんの名はLeonorですが、Leonorはラテン的な名前です。また、Michaelisもフランス人、スペイン人にもよくあります。そうするとLeonor Michaelisがドイツ系ドイツ人なのかという疑問が湧いてきます。最終的にはMichaelisさん自身がどう言っていたかですが・・・少なくとも「ミハエリ」はないと思います。MichaeliもMichaelisもどちらも独和辞典にはありましたから、教授が間違えたのかな。
ところで「ツイン・リンクもてぎ」のリンクはringでドイツ語だそうです。
http://www.mobilityland.co.jp/company/motegi/
ドイツ語でgが単語末にあるときはkの音になることが多いのですが、ngのgは鼻音で「グ」に近いと思います。英語とドイツ語のチャンポンの固有名詞というだけでもアレですが。
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記事を公開しました。
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/rikai/rikai.htm
専門ではないことですが、ちょっと勉強してみました。頭の体操に丁度よかったと思います。
この論文、他にもおかしなことがてんこ盛りです。学生がこんな論文を書けば0点になると思うのですが、教授・研究所長になると違うようです。
2014年10月12日、中山サーキット(岡山県)で4輪のイベントに併催という形で開催されました。台風の接近で天気が心配されましたが、天気サイトの予報では曇(マスコミが報じる天気予報では危なかった)。実際は薄曇りで時々太陽が顔を覗かせるいい天気になりました。
カワサキH1RAS。H1R(500cc2ストローク空冷3気筒)の発展型で、シートレールを低くしたフレーム、長いスイングアームが特徴。このマシンが走行。
カワサキA7RA。350㏄市販レーサーA7R(2ストローク空冷2気筒)の発展型で、フレーム形状が変更。クラッチも乾式。
カワサキA1R。250㏄市販レーサー、2ストローク空冷2気筒。
ヤマハTR-2。350㏄市販レーサー、2ストローク空冷2気筒。
ホンダCR110。50cc市販レーサー、4ストローク単気筒、8段変速。このマシンが走行。
スズキRT66。 1966年型125㏄ファクトリーマシン、2ストローク水冷2気筒、9段変速。フレームはアルミとスチールがあり、これは後者。
ブリヂストンEJR-3。1966年最終戦日本GPに登場した50ccファクトリーマシンで2ストローク2気筒・14段変速。エンジン始動のみ実施。
ヤマティ50GP。1960年代にオランダで製作された50cc2ストローク単気筒9段変速レーサー。クランクケースは正に「箱」。スズキレーサーのパーツが各所に使われている。エンジン始動のみ実施。
レストア記事はこちら。
MBA125。1975年、モルビデリの2ストローク125㏄水冷2気筒が世界GP125㏄タイトルを手にし、その翌年に登場した市販型がMBA125。MBAは「モルビデリ・ベネリ・アルミ」で、アルミはアルミニウムではなくarmi。
Van VEENクライトラー50。1975年頃。
ブルタコTS200。
HRDビンセントTT。
かつて全日本選手権等で活躍された毛利良一さん、山本隆さん(
ブログ)も姿を見せました。
走行ではCR110が快調な音を響かせてくれました。H1RASにとってはコースが狭すぎ本領発揮という訳にはいきませんでしたが、迫力のある排気音で威圧してくれました。そして、EJR-3、ヤマティ50のウォームアップでは、消音器のない2ストロークレーシングエンジンの弾ける音を楽しむことができ、遠征した甲斐がありました。
主催者は丹治さんという方で、本イベントが成功したのは、丹治さんのご尽力、そしてマシンを持参された方々のご協力によるもので、感謝いたします。そして、このようなイベントがさらに盛り上がることを期待しています。
番外
ロータックス250。展示場所の端に置かれていたレーシングカート(サーキット所有?)の250㏄2ストローク・タンデム2気筒レーシングエンジン。1980年代にGP250で活躍。