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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

RC211VのV角

タイトルの頁
http://jfrmc.ganriki.net/zatu/rc211v-balance.htm

の末尾に次の文を追加しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ホンダが2001年にRC211Vエンジンを発表、V型5気筒で2002年に始まるMOTO GPを戦うことが明らかになったが、当初、私はバランサーシャフトがあるものと思っていた。しかし、バランサーシャフトがないことがすぐに明らかになり、少々慌てたのを思い出す。そして机に向かって略図を書き、慣性力の釣り合いを考えていくと答えが出た。この発明の発明者はホンダの山下ノボル氏 (本名)であるが、山下氏と私は比べるべくもない。私は「RC211Vは1次慣性力を釣り合わせているはず。答えはあるはず」と考えたのに対し、山下氏は「答えがあるかどうか分らない。しかもV型5気筒は珍しいレイアウトでレーシングエンジンではおそらく初めてのレイアウト」という条件下で正解に辿り着いたのである。 最初に取り組んだ者とその他の者との間には歴然とした差があるのだ。

 山下氏も本頁をご存じのようで、サイクルサウンズ誌2005-6号に掲載されたインタビュー記事で、記者のRC211Vの点火間隔についての質問に対し 、山下氏が「野田健一さんという方が~」と答えている。現役の技術者の方に、このような場末の頁をご覧いただいていたとは光栄に至りである。

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RACERS Vol12 スズキRG500

 タイトルのもの、購入しました。1974-80のスズキRG500-RGA500-RGB500(XR14-XR22-XR27-XR34)特集です。

 1980年のXR34を除くマシンはバリー・シーンを抜きには語れないので、メカニックだった岡本満氏、シーン未亡人のインタビュー等があります。マシンについての記述も初めて知る事実もあり、特に開発テストの記録(ごく一部)は非常に興味深いですね。

 ただ、これまでのRACERSに共通することですが、時代が1970年代となるとかなり記述に間違いがあります。当時、レース専門誌はなかったですし、バイク雑誌でもレースの記事は少なかったですが、それにしても・・・分らないなら分らないで書かなければいいことを、記事を膨らませる段階で適当に調べて(あるいは調べずに)書いているので間違いが増えているようです。開発テストの記事をそのまま多く載せるだけでも十分だったと思います。

また、クラッチ作動機構や2ストロークエンジンのポート数の説明にいたっては、ライター氏が基本的なメカニズムを知っているのかすら疑問符がつきます。

 そんなわけで公開公正してみました。http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei6.htm

 
 とはいうものの(いつも言っていることですが)、このような形でまとめられ、写真も多く掲載されることもあまりないので、RACERSの発行自体はいつも楽しみにしています。特に次回はRC211Vが取り上げられるということなので、今後の「間違いの連鎖」を防ぐ意味でも、決定版になるようなものにしていただければ幸いです。

 
 ところで、今回の記事ではイギリスに現存するマシンの取材をされていますが、そのうち1975年型XR14
については後日書きます。また、スズキにもXR27×2、XR34M1、XR34Hがあるはずですし、ホンダコレクションホールには77年型XR14(説明はXR22(間違い))があるのですが、RACERSは知らなかったのか、取材拒否されたのか・・・

 
 

RC211V

いつも楽しみにしているRACERSですが、次号はホンダRC211Vが取り上げられる予定です。
http://racers.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/vol12-3007.html

最近のマシンを取り上げることについて、掲示板ではいろいろ意見があるようですが、私は肯定的です。
古いマシンを取り上げる場合、「記録が社内に残っていない」、「担当者の記憶が曖昧」なために、結果として事実と異なることが記事になってしまうことがあります。また、ライター氏も過去の状況に詳しくないことが少なくなく、記事を膨らませる段階で、変な間違い記事を書いてしまうこともあります。

 RC211Vが最後に走ってから5年という時期にRACERSで取り上げられ、記録が正確な形で外部に公開されるのであれば、(たとえホンダの宣伝のために取り上げたとしても)望ましいことだと考えます。これまでの「間違いの連鎖」を繰り返さないためにも。


 
 

TTレースのCD

「排気音の魅力」http://jfrmc.ganriki.net/sound/haikion.htm

で紹介した1960年代のマン島TTレースのCDですが、今では1858~1968年のセット版が売られています。
1958・59がCD1枚で、他の各年は1966年を除き2枚セットです。前から知っていたのですが、ポンド下落のチャンスを待って、少し前に購入していました。

 購入したのはこちら。http://www.dukevideo.com/Bikes/Audio.aspx
発送連絡があってから16日で到着しました。
検索すれば他に価格の安い店があるかもしれません。

 排気音の魅力で紹介したものでは、1967年を除けば各年10分程度ですが、さすがに今回購入したものは各年ともそれなりの時間になります。レコードを購入したのは1978年(今でも持っています)、何回聞いてもいいものです。

スズキXR

http://jfrmc.ganriki.net/zatu/xr/nksuzukixr.htm
を公開したのは2002年ですが、その頃はよく間違われていた500㏄スクエア4気筒の機種記号も、最近は間違われなくなりましたね。本サイトがそれに貢献したかどうかは分りませんが・・・

 さて、この”XR”ですが、最初のXR01は4輪のフロンテ(LC10)用キットパーツですので、上の頁の末尾にも加筆しました。

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