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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

オクタン価テスター(1)

 ちょっと古い記事ですが・・・

ハイオクのオクタン価を計測したら「ガソリンスタンドによってこんなに違う…ヤバいゼ」オクタン価Gメンもビックリ!【その2】 | clicccar.com


いやいや驚きました! 石油元売り酷い。95オクタン台のハイオクが普通に流通しているという! | 自動車評論家 国沢光宏

 ニューモデルマガジンXも取りあげて、関係省庁に取材を申し込んだところ、某省庁が興味を示したらしい。

 関係者は

〇オクタン価とは何か? オクタン価はどのように測定するか?
〇自動車用ガソリンの測定法にリサーチ法とモーター法がある
〇リサーチ法オクタン価が物質A>物質Bだったのに、モーター法オクタン価では物質A<物質Bになることがある
〇夏場と冬場でガソリンの性状が変化する
〇オクタン価が同じ複数の燃料であってもエンジンによってはアンチノック性が異なることがある

を全く理解していないですね。

 また、
〇購入したオクタン価テスターの測定原理がどんなものか?
〇その測定原理でオクタン価が測定できるとする根拠は?

も理解していません。「測定」と名が付けばどんな測定法であっても正しい測定結果が得られると信じているようです。

簡易オクタン価計測器の調査 | ココアシステムズ

によると、オクタン価100の標準物質・イソオクタンを同種のオクタン価テスターで測定すると78.2だったことが全てを物語っています。
(続く)


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1980年型スズキGS1000R(XR69)

 1980年鈴鹿8時間耐久について JFRMCブログ 1980年型カワサキKR1000 で触れましたが、同レースで優勝したのがスズキGS1000R(XR69)です。

 スズキ歴史館に展示されているGS1000R。





エンジン番号80006(GS等の文字はない)、フレーム番号不明

 この展示マシンが1980年鈴鹿8時間優勝マシンそのものかどうかは分りませんが、ゼッケン12なので優勝マシンの姿にレストアしたものです。

 ただ、レストアの出来がよくないですね。一番の問題は以前も触れましたが、フェアリングの黒と赤の境界辺りの白線が優勝マシンでは1本線なのに、これは2本線になっています。レストアを担当した方(元ヨシムラ)が「(1980年当時)本当は2本線にしたかった」という理由で2本線にしてしまったのです。事前にスズキの了承を得たようですが、提案する方も、了承したスズキも、このマシンの存在意義をどう考えているのでしょう。
 なお、当時2本線だったのはゼッケン20(リチャード・シュラクター/マイケル・コール)のGS1000Rです。

 他にも
〇フェアリング左右両側の「SUZUKI」の文字の位置が当時と少し異なる
〇前フォークのDUNLOPステッカーは当時はなかった
〇フェアリングのスクリーン下端(左右両側)のDUNLOPステッカーがない
〇テールカウル後部・左右両側のBEL RAYの文字の代わりにSUZUKIになっている

等々の違いがあります。

GRAND PRIX ARCHIVES 04 ドゥーハン無双からロッシの時代へ

を買いました。1996~2001年が取り上げられていますが、私にとっては1996年日本GP、2000年日本GPでの阿部典史の優勝が昨日のように思い出されます。

 1995年、不甲斐ない成績だった阿部は1996年第1戦、第2戦、第3戦日本GP予選でも不調でしたが、日本GP決勝では見違えるような走りで、終盤は独走で優勝したのです。阿部がフィニッシュしたとき、私も涙が出てきました。

 2000年日本GPでは、阿部はケニー・ロバーツJrとの接戦を制して優勝、これが阿部の最後のGP優勝となりました。

 これらのレースの写真も当然本書に載っています。ただ、14頁の表彰台の写真は1996年日本GPではなく1996年イギリスGPです。阿部の皮ツナギに「Marlboro」の文字がないので日本GPではないことがすぐ分ります。

 2分33秒あたりから日本GP表彰台の写真。

 そして、表彰台に少し写る

BR
GR
ONIN

の文字で

BRITISH
GRAND PRIX
DONINGTON
と分ります。6-7頁のイギリスGP表彰台の写真の後に撮影されたものです。

 それにしても、2001年ですら24年も前のことになりますが、歳をとると昔のことが本当に懐かしく思い出されますし、こういう本を出してくれることに感謝します。このシリーズは4冊目ですが、続編(2002~)も出してくれると嬉しいです。

ヴィッツ1.0F(CVT)とヤリス1.5X(6MT)の燃費

 燃料補給毎に走行距離と燃費計の数値を記録しているので、年毎に整理しました。

〇青線は年間平均燃費(満タン法)、黒線は年間最高燃費(燃料補給毎)、縦棒は年間走行距離
〇ヴィッツの燃費計の数値は満タン法燃費より5%高く、ヤリスでは同様に8%高い。年間最高燃費は、この数字を用いて燃費計の数値を満タン法燃費に換算したもの

〇年間は各年1月以降最初の給油時から年内最後の給油時
〇ヴィッツの2015年は2月が初給油、2023年は8月が最終給油、ヤリスの2023年は9月初給油、2025年は8月が最終給油


 年間平均燃費は、その年の運転パターンによって大きく影響されるので、あくまで参考ですが、各車の年平均値の最高値ではヤリスが1.9km/L高い数字です。

 年間最高燃費ではヤリスが1.3km/L高い数字です。

 ヴィッツ1.0FのJC08モード燃費は21.6km/L、ヤリス1.0XのWLTCモード燃費は20.2km/L、ヤリス1.5XのWLTCモード燃費19.0km/L(6MT)、21.3km/L(CVT)です。

 おそらくヴィッツ1.0FのWLTCモード燃費はヤリス1.5X(6MT)より少し高いと思われますが、実燃費では逆の結果になりました。

 WLTCモード燃費は、動力計上でWLTCモードで疑似走行した時の燃費であって、実走行条件での燃費を保証するものでないのです。



VITZ 1.0Fの燃費

YARIS1.5X6MTの燃費


 

1979年の全日本選手権国際A750㏄(2)

1979年の全日本ロードレース選手権 - Wikipedia で、1979年の国際A750各レースの勝者を次のとおりとしています。
 

 第9戦勝者の金谷秀夫にが付いています。これは「混走のフォーミュラ・リブレ(FL)、全日本選手権ポイントの対象外」ということですが、誤りです。金谷が乗ったYZR750(0W31)はFIM・F750公認車両であるヤマハTZ750のエンジンがベースでフレームがTZ750と異なりますが、国際A750ではフレーム変更が認められているので得点対象です。

 また、第3戦筑波の750㏄出場はスズキの2人(FL)だけでしたが、総合5、6位(750㏄1、2位)でした。


 次にWikipediaにあるランキング表。


 例によって得点対象でない入賞の記載がない等の問題があるため、修正してみました。

1979年の国際A750


 当時のライダースクラブ誌、モトライダー誌を参考にしました。

 筑波のレースでの公認車両等による出場は全くありません。第2戦鈴鹿、第7戦菅生の出場者は上表のとおりです。第6戦鈴鹿の公認車両等による出場者は上表以外に何人かいます。第9戦鈴鹿では芳賀信二(TZ750)がスタート直後の写真に写っていますが、他にも750㏄クラスのライダーがいるはずです(そうでないと6位まで得点が与えられない)。

 なお、河崎裕之の得点「13」はMFJの誤りです。河崎が乗ったスズキRGB500(XR27)はMFJ公認車両でもFIM・F750公認車両でもないのでMFJ競技規則上は明らかに得点対象ではないのですが、「日本GPは国際格式のためFIM・F750(1979年はマシンの由来制限なし)と同様に取り扱う」というMFJ競技規則を無視した理由で得点対象としたようです。
  当然、日本GPで4位以下だったライダーの得点も誤りです。

 さて、スズキファクトリーマシンが8戦中5戦で走ったことは評価すべきだと思いますが、それにしても750㏄クラスの出場者があまりにも少なく、「これが選手権ですか?」と言いたくなるようなものでした。

 これが1980年のヤマハTZ500、スズキRG500(1981年型から公認車両)の市販以降、台数が増加していきます。

 台数が増加した要因として、月刊ライダースクラブの発刊もあると思います。それまで、雑誌の国内レース記事は少なかったのですが、ライダースクラブは全日本選手権の記事もあり、1980年からさらに頁数も増加しました。そのためにライダー、チームへの援助者も増加したのではないでしょうか。私が「くるまのオオス」、「タカハシタイヤサービス」を知ったのもこの頃です。



 

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