NHKが「若者の海外留学が減っているのは問題。若者のやる気が減少。中国、韓国に抜かれる」というような論調の番組を流しています。特集だけでなくニュースの時間でも、
これに対してこのような意見もあります。
http://38147946.at.webry.info/201005/article_2.html
私もこの意見に概ね賛成です。そもそも「留学」とは何をするところなのでしょうか?英語を学ぶところなのでしょうか?それであればわざわざ海外に行く必要はありません。例えば私の部下に英語がペラペラの女性がいますが、彼女は海外旅行の経験はあっても海外留学の経験はありません。しかし、海外の重要な来客と日常的な会話はもちろん、専門的な議論まで英語でこなすことができます。これは日本の大学で専門的な研究をしてきたからできることなのです。
海外のある大学、研究機関が優れた研究をしているのであれば、そこに行けばいいだけです。日本にまともな大学がないのであれば、海外留学をする必要性が高いと思いますが・・・NHKの報道は日本と韓国・中国等を同一レベルとし他の要因を全く考慮せずに比較していることが笑えます。NHKの屁理屈を立証するためには、韓国、中国だけでなく、アメリカ等々先進国と言われる国々の留学状況を見る必要があるでしょう。もちろん、それは人数だけでなく、若者人口あたりで比較するべきです。
おそらくアメリカの若者の海外留学志向はそれほど高くはなく、NHK流に言えばアメリカ人のチャレンジ精神は韓国人・中国人より低いものと思われます。
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