70頁のマシンについて「リンクに直接接合する三角形のスイングアームは最終の’82年型のみ採用」とあります。
実は1980年、バリントンが乗ったKR250の後サスペンションアームに2種類あり、新型が三角形アームです。バリントンは旧型を好んだようですが・・・
また、71頁のマシンについて、後サスペンションのロッカーアーム(ベルクランク)が70頁のマシンと異なり、サスペンションアームに補強が入っていることから「’83年向けの先行型」という解説がされていますが、70頁の後サスペンションアームが’80年型である可能性が高い以上、大きな疑問符が付きます。
なお、RACERS Volume 06 36頁に、鈴木健氏が「カワサキのGP撤退の決断を知ったのは(1982年)7月くらい」とありますので、KR250に’83先行開発型が存在した可能性はそもそも低いと思われます。
ところでライター氏は「接合」の意味を知っているのでしょうか?
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