浜松市美術館で開催された「オートバイデザインの半世紀」特別展でスズキRS67-Ⅱが展示されていたのをご覧になった方も多いと思います。このような催しが開催されたり、浜松駅構内にバイクが展示されているのが「浜松市」だと感じさせますね。
さて、このバイクですが、暗い展示室に置かれていたので、細かいところが分りにくかったのですが、どうも
・フレームはS7-2-1
・エンジンはS8-2ではない
つまり私が見たことのあるS8-2/S7-2-1からエンジンが積み替えられているようです。
そんなわけで
http://noda-kenichi.hp.infoseek.co.jp/rs67/rs67-2.htm
にも、エンジンが積み替えられた可能性について加筆しました。
「1歩歩いて時速4mなら1分に10歩で時速40km」
「重さ100kgfの車が1時間駐車すれば10PS(馬力)」
こんな文章を読まれたら、どんな感想を持たれますか?こんな文章を書く人に間違いを指摘するにはどうしたらよいでしょうか?実のところ私にそんな能力はありません。
上の文章は私が考えたものですが、似たような文章をライダースクラブ今月号81頁で読みました。
「4サイクルエンジンを2回転で0.02psとすると、1分で100回転すれば1ps」
「馬力は同じトルクを単位時間にどれだけ発揮するか」
この文を書いたのは「ネモケン」氏ということですが、氏は「馬力とは何か」以前に「単位時間にどれだけ」の意味すら理解していません。当然のことながら、ニュートンの第2法則(F=ma)も理解していないでしょう。
とはいっても、馬力が何かを理解しているのは一般人の1割もいないでしょうから、バイク雑誌ライターが馬力を理解していないのは当然かもしれません。ただ、このように「イケてるライダー養成講座」と銘打って講釈されると粗が目立ってしまいます。
バイク雑誌の状況は末期的とすら言われていますから、こんな記事を読むメーカー技術者もいないと思いますが、かつて、ライダースクラブ誌全盛時代に「ライディングテクノロジーなどと称してライディングを「解説」するのであれば基本的な物理の法則ぐらいは理解しておけ」と思っていたメーカー技術者も多かっただろうなあと思います。
この記事に使い道があるとしたら、高校の物理の授業に提供して間違い探しをさせるくらいでしょうか。力、速度、加速度、仕事、出力をちゃんと理解していれば間違いはすぐわかるはずです。
http://noda-kenichi.hp.infoseek.co.jp/ow70/ow70honbun3.htm
に現存するマシンを追加しました。テスト用マシンと聞いて、1983年日本GPでの平選手のマシンかと思いましたが、そうではなく、ボトムリンクサスペンション車の開発テストのために製作されたものです。
コミュニケーションプラザに展示されていますが、もうすぐ入れ替えられる予定です(姿を消します)。
標題は「南北戦争」のことです。civilの訳語としては「市民」、「国内」、「民間」がありますが、どれが適当か、もっと適当な言葉がないか、よく検討する必要があります。標題をそのまま訳すと「内戦」になりますが、地理的な要素を考慮して南北戦争と訳されたのでしょう。
スペイン内戦もSpanish Civil Warといいます。これを「スペイン市民戦争」と訳す例もありますが、何のことかわかりません。市民を巻き込んだ戦争というなら、第1次大戦以降の戦争の多くが「市民戦争」です。
こんなことを思ったのは「二輪グランプリ60年史」の86頁に「ヤマハの市民戦争に注目が集まった」という文があったからです。ヤマハのリードとアイビーの2人のタイトル争いのことなのですから、市民戦争ではなく「内戦」と訳すべきでしょう。この本はあまりにも内容が豊富で、訳すのにかなりの労力を要したからでしょう、おかしな訳が散見されます。
逆におかしな文については元はどうだったのか、どういう意味なのか、推測する楽しみもあります。civil warのことも実は知りませんでしたが、おかげで勉強になりました。