自衛隊の階級名の見直し、木原官房長官「スピード感持って検討」
「自衛隊の階級は、自衛隊法で最高位の「将」以下、16階級ある。「大将」「大佐」などを使う海外とは異なり、「将」「1佐」などの呼称を使ってきた。自衛隊の軍事色を薄めるためだが、自民党と日本維新の会は連立合意書で「現在の自衛隊の階級の国際標準化を2026年度中に実行する」と明記した。」
旧軍の階級の大佐(自衛隊は1佐)は
アメリカ陸軍、空軍、海兵隊 Colonel
アメリカ海軍 Captain
イギリス陸軍、海兵隊 Colonel
イギリス空軍 Group Captain
イギリス海軍 Captain
ドイツ陸軍、空軍 Oberst
ドイツ海軍 Kapitän zur See
に相当します。
階級名は国によって違いますし、各国軍内部ですら統一されていません。
1佐を大佐と呼ぶのは、国際標準化ではなく旧軍化です。
大佐に相当する海外の階級名を訳する時に、大佐ではなく1佐と訳せばいいだけのことです。
階級名を変更することの是非はここでは議論しませんが、「階級の国際標準化」は理由になっていません。自衛隊の1佐が海外で国、軍を問わずTaisaなら、1佐を大佐とするのは「国際標準化」でしょう。
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