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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

鈴鹿サーキットの設計者

https://jfrmc.ganriki.net/zakkan/suzuka/suzuka.htm

 の終わりに以下の記事を追加しました。

(6)ジョン・フーゲンホルツ氏が鈴鹿サーキットの設計者である証拠リスト
 例えば次のような記述を「鈴鹿サーキットの設計者がフーゲンホルツである証拠」と主張されている。
 
「設計の権威フーゲンホルツ氏のアドバイスを入れたコース」(モーターファン1962-8)
 
「~このコースはレーシングコース設計の権威フーゲンホルツの助言で設計され~」(科学朝日1962-12)
 
 これは次の理由から「フーゲンホルツが鈴鹿サーキットを全て設計した証拠」にならない。
 
〇フーゲンホルツが著名なサーキット概略設計者であることは論を待たないが、これらの文では「助言」、「アドバイス」とあるので、別の概略設計者、詳細設計者が存在することを示唆しているとしか読めない。
〇この2つの記述はモータースポーツランド、またはホンダの公表資料に頼ったものであり(注)、これに限らず同種の記述の多さは資料の正しさを保障しない。ある記事の真偽は多数決で決められるようなことではない。
〇広報資料の正しさの検証が全くなされていない。
 
 なお、「証拠」は主観的ではなく誰が見ても正しいと判断できるものでなくてはならず、多数決で決められることではない。
 
注 モータースポーツランド(鈴鹿サーキット建設等のために設立されたホンダの子会社)が1962年に発刊した「世界のランキングを求めて」英語版※では次のように書かれている。
 
The Suzuka Racing Circuit was designed with the help of the world's leading racing circuit designer, Mr Hugenholtz. It includes some of the best features of the Italian Monza Circuit and the Dutch Van Drenthe Circuit and has already aroused considerable interest abroad.
 
※日本語版10000冊、英語版2000冊が発刊され、販売店、関係者に配布された。
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ホンダ50㏄バイクは1959年にはオランダに輸入されていた


https://4-stroke.net/105-articles/1781-japan-enters-the-benelux-1963.html

 1963年9月のオランダ語の記事の英語訳です。ホンダ50㏄が1963年の4年前からHet Motorpaleis(ロッテルダム)、R.A.M.O.(エイントホーフェン)により輸入されていたことが書かれています。

 ということを

https://jfrmc.ganriki.net/zakkan/suzuka/suzuka.htm

に加筆しました。

 記事の写真ですが、右側のMZの輸入元もHet MotorpaleisとR.A.M.Oです。

フーゲンホルツとニベーレ(ニベルス、ベルギー)

 フーゲンホルツが設計に関与したとされるサーキットにベルギーのニベーレ(Nivelles-Baulers)があります。2輪では1976年と1978年にF750レースが行われ、1976年はゲーリー・ニクソン(カワサキKR750)、1978年はジョニー・セコット(ヤマハ0W31)が優勝しました。  
 下図はこのサーキットの1969年のコース案で、設計はフーゲンホルツ、Roger Caignieが行ったとされますが、どちらが主だったのかはわかりません。
 コースは複数の走路が選択できますが、F-1用としては矢印のコースが想定されていました。

https://www.racingcircuits.info/europe/belgium/nivelles-baulers.html

 しかし、1971年に完成したコースは下図です。



 というようなことを

https://jfrmc.ganriki.net/zakkan/suzuka/nivelles.htm

で書きました。


GRAND PRIX ARCHIVES 01 ケニーとフレディの時代

GRAND PRIX ARCHIVES 01 ケニーとフレディの時代

 本屋で見かけてすぐ買いました。「ケニーとフレディの時代」とありますが、1978年から、ケニー・ロバーツが世界GPから引退した後の1984年、1985年までの写真集です。


 今まで雑誌、書籍に掲載されたことのある写真が多いのですが、私が初めて見る写真もあるので買ったのです。
 昔でしたら2500円といえばかなり高額ですが、雑誌ですら1000円前後という時代ですから、お買い得かもしれません。
 文章は大したことは書いていないようですので、ほとんど読んでいませんが、カメラマンの木引さん関係の記事が興味深かったですね。

 例によって写真撮影年・場所の誤りはあります。例えば1981年のところに1979年の写真があったりと。
 それでも最近の本にしては少ない方でしょうか。40~47年前の写真ですから、仕方のないことかもしれません。


 VOL.1とありますので、1986年以降も出版されるのでしょう、期待しています






ホンダのヨーロッパ進出(1959)

https://jfrmc.ganriki.net/zakkan/suzuka/suzuka.htm
で、1959年アムステルダムショーでホンダC71が出品されたことを書き、その根拠として

https://global.honda/jp/guide/history-digest/75years-history/chapter2/section4_1/

を示していましたが、出品中の写真が掲載された本がありますので、その旨を3/4に加筆しました。
 
  そこには書きませんでしたが、この写真です。

https://i.ebayimg.com/images/g/-HEAAOSwj5BcT60Y/s-l1600.webp

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