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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

KR250/KR350のフレーム番号

 1976年10月の日本GPで後ツインショックサスペンションに代わるユニトラックサスペンションのKR250が登場しましたが、1978年型になってアルミスイングアームになりました。そして、この年に登場したKR350はKR250フレームが共通でした。

KR250/KR350 (ganriki.net)
に記載したマシンは何れもアルミスイングアームで、フレーム番号は次のとおりです。「?」はフレームに打刻された数字が「7835」なのか「7305」なのか読みづらかったのものです。おそらく「7835」なのでしょう。
 なお、この7基のフレーム以外にフレーム単体を1基見たことがありますが、フレーム番号はこれらと同じ形式でした。

601F7802      
601F-7803    
601F-7805
601F-7807               
601F-7810      
601F7821      
601F7835?

 「601」が機種、「F」がフレーム、「78」が年式、続く2桁の数字が実質的な製造番号を示すと思われます。なお、「-」(ハイフン)があるものとないものがありますが、打刻が弱く判別できなかった等々の理由が考えられます。


 では、なぜ全て「78」なのでしょうか? 7810と7835のスイングアームは三角スイングアームで、引退後に組み上げられたものでないなら1980年以降のマシンのはずです。

 1982年シーズン後のカワサキファクトリーが撤退し、2ストローク250/350/500ccマシンの開発も終了したのですが、1978~1982年の5シーズンは開発が行われていたはずです。

 次の理由が考えられます。
〇1978年シーズンに向けて製作されたフレーム、1978年シーズン中に製作されたフレームのみが1982年シーズン終了まで使用された。
〇1979年以降製作されたフレームも1978年型と全く同型なので「78」が打刻された。
〇1979年シーズン以降も新たなフレームが製作されたが、カルネ等の新たな書類を作成する手間を省くため、新たなフレーム番号を打刻せずに、旧型フレームのフレーム番号を打刻した。
〇「78」は年式を表すのではなく、何らかの管理番号。あるいは意味のない数字。
〇1979年シーズン以降用に製作されたフレームの数が少なく、たまたま私が確認できなかっただけ。

あたりが、考えられます。
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工業製品

「文化とは工業製品みたく、今日明日「ポン」と出来るものでは無い。歴史と伝統が重層的に積み重なって出来るのが文化。昨今、所謂”性風俗産業”を敵視するのが女性の味方、即ちフェミニストの証であるという「名誉紳士男性」が跋扈している。私からすると文化を解せず、また心底では職業差別主者と思う。」 / Twitter

工業製品を引き合いに出すから説得力のない文になっていると思います。というか、私は工業製品も一つの文化だと思います。



工業製品とは文化みたく、今日明日「ポン」と出来るものではない。歴史と伝統が重層的に積み重なって出来るのが(まともな)工業製品。昨今、所謂”プラスチック”を敵視するのが環境の味方、即ち環境保護主義者であるという「名誉環境大臣」が跋扈している。私からすると工業製品を理解せず、また心底では〇〇と思う。

1968年型RD05A

RD05A YAMAHA の中の1968年型の写真



 ですが、いずれもマン島で撮影されたものらしく、エンジン/フレーム番号はD05803/R05803という結論になりました。

半世紀前に250ccのV4が存在した!「YAMAHA RD05A」【心に残る日本のバイク遺産】2サイクル250cc史 編 - webオートバイ (autoby.jp)
に現存する68年型の写真がありますが、上の写真のマシンとは前フォーク(カヤバかチェリアーニか)、点火システム(トランジスタかマグネトか)、シフトペダル(左か右か)、左ハンドル下のステアリングダンパーの有無等の違いがあります。
 記事の中身は、相変わらずRD05:90度V、RD05A:70度Vという1973年に始まった誤りを踏襲しているレベルですので、暖かく読んでください。




姫路城の石落とし

【5/1-5/5 期間限定配信 姫路城バーチャルツアー】お城好き落語家・春風亭昇太師匠とめぐる姫路城の縄張り - YouTube

の46:00あたり
「~このお城の石落としとしてだいち15センチこれくらい15センチから10センチくらいなんですよ。ですから落とせる石は限られているわけですよ。大きさ的に。ですから実際の機能は火縄銃~下に向かって撃つ鉄砲狭間だと思っていただければ~」

 本、ネット上でもこのような意見をよく見かけます。

 直径10cmの石を落とすことを考えましょう。
 石落としから人間に当たるまでの高低差を10mとすると、衝突直前の落下速度は空気抵抗を無視して14.0m/s(50.4km/h)。空気抵抗、途中で石垣に当たることを考慮して45km/h。
 石の比重を2.8とすると石の重量は1.413㎏。
 衝突直前の石の運動エネルギーは110kJ。


 野球のボールの直径を7.35cm、重量を0.145kg、デッドボール直前の速度を145km/hとすると、その運動エネルギーは118kJ。落下する石より少し大きいだけですね。

 野球のボールと石とどちらが硬いか、変形しやすいか言う必要はないででしょう。

 姫路城を攻撃する兵士がどのような防具を装着しているかはわかりませんが、防具なしであれば、石が致命傷になる可能性もあります。防具を装着していても、骨折、打撲で、動きを止めることが可能になります。いや、石が当たらなくても、兵士の動きを止める、動きを遅くする効果は十分期待できます。

 また、石落としから火縄銃を撃つとして1方向あたり射手はせいぜい2人でしょう。撃った後の弾込めに20~30秒要するとすると、4人が入れ替わり撃つとして、2発/10~15秒です。石なら2人5秒で20個くらいは落とせるでしょう。

 弓矢、火縄銃で、走っている兵士に命中させるのはかなりの技術を要します。しかし、石を落として兵士(標的)が止まってしまえば命中させやすくなります。

 というわけで、私の意見は、「石落としは石落としとして使用することが最も有効」です。

 まあ、バイクで走行時にヘルメットに虫が当たったときの感覚を知っている人間としては、45km/h走行時に空中に浮遊する1.4㎏の石が体に当たることなど、想像するだけで恐ろしいです。



参考1 
 石の大きさを、放送で言っていた「10~15cm」の間をとって12.5cmとすると、運動エネルギーは216kJになります。

参考2
 今どきマウスシールドだけで近距離で会話している出演者に脱力感を覚えます。


赤井電機とカワサキ

 1979年シーズン、赤井電機がKR250/KR350を走らせるカワサキUKチームのスポンサーになります。ちなみに監督は鈴木健夫さんです。
PENSION Silverstone Karuizawa,Japan 軽井沢ペンション シルバーストン (karuizawa-pension.com)

 これは、当時、イギリスのバイク雑誌に挟み込まれた広告チラシ。

 8車種のイラストがありますが、これが当時、カワサキUKが扱っていた車種全てなのかどうかは分りません。

 しかし、この関係は1年限りで、1980年シーズンに赤井電機はバリー・シーンが立ち上げたチームのスポンサーになります。

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