レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
エンジンの水ポンプ流量と水温
を書きました。以前、ブログで書いた内容に手を加えたものです。
私は2台のバイクを持っていますが、1台はバイパス経路なしの水冷ですので、夏場以外はラジエーターをカバーして、循環水量を確保するようにしています。もちろん、水温計をチェックして適正水温を越えないようにしています。
実は、私のヤリスもロードスターも冬場はラジエーターの一部をカバーしています。目的は
●エンジン循環水量を増やす。
●ラジエーター通過水量を増やす。冬場にラジエーターへの送水が途切れるのを防ぎ、ラジエーターを保護する(ラジエーターは(特に冬場の)水流の断続回数がラジエーター寿命に影響する)
●エンジンルームに入る空気量を減らす(油温低下を防ぐ)
もちろん、やりすぎはエンジンによくないので、個人責任です。
カーグラフィック今月号に片山義美さんの記事があります。四輪中心の記事ですが、二輪関係の記述もあります。
「~片山をスズキが放っておくはずがない。すぐにワークスチームに招き入れ、1966年からロードレース世界選手権(グランプリ)に送り出された。それから2年間、片山は50㏄クラスで快走し、4勝を挙げた。」
4勝は50㏄3勝、125cc1勝です。
世界GP初参戦は1964年日本GP125㏄で、海外の世界GPに初めて出場したのは1966年ではなく1965年です。
出場レース数は50㏄より125㏄の方が多いです。
片山さんの世界GP参戦レース(太字は3位以内)
50cc
1966年 オランダ、マン島、日本(優勝)
1967年 スペイン、ドイツ、フランス(優勝)、マン島、オランダ(優勝)、ベルギー
125㏄
1964年 日本
1965年 マン島、オランダ、日本
1966年 オランダ、東ドイツ、チェコ、フィンランド、アルスター、日本
1967年 スペイン、ドイツ(優勝)、フランス、マン島、オランダ、東ドイツ、チェコ
250㏄
1965年 オランダ、ベルギー、日本
1966年マン島125、1967年日本50、125は負傷欠場。
50㏄の出場レース数が少ないのは、50㏄の開催レース数が少ないためです。
MotoGPの公式サイトで
https://www.motogp.com/ja/riders/yoshimi-katayama/029dae96-502a-40a7-8379-aa44514b90e2?tab=overview
片山さんの参戦レース数が
50㏄ 6
125cc 9
250cc 2
となっているのはデタラメです。このサイトは間違いだらけなので注意が必要です。