レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
市販ハイオクガソリンとレーシングガソリンの差は? チューニングエンジンでレーシングガソリンを試す!!|Motor-Fan[モーターファン]
「それに加えてこの「PERFO 105」は「酸素含有量」がかなり高く設定されているのも大きな特徴。エンジンの燃焼というのは、どれだけ燃料と酸素を詰め込めるかで出力が決まるが、取り込める空気の量はエンジンによって一定なので、燃料を多く入れたくても限界がある。そこで、燃料に酸素をあらかじめ溶け込ませることで、より多くの酸素と燃料が詰め込め、出力アップに貢献するというわけだ。」
液体燃料にO2が溶けているとする専門誌です。素人にわかりやすい理屈は誤っている、の見本ですね。
エルフのレース用ガソリン(エンジン用燃料)についてはこちら。
レース用ガソリン | Elf Japan (elf-lub.jp)
「きわめて高い酸素含有量」→「潜在気化熱の効果により、燃焼前の混合気を冷却します。自然過給効果が得られます。」(潜在は潜熱の誤り)
としています。一般にアルコール類、エーテル類は、その酸素原子が結合する炭素鎖の炭素数と同じ炭化水素より気化熱が大きくなります。このため、アルコール類、エーテル類を含む燃料は炭化水素のみの燃料より気化熱が大きく、混合気の温度も低下し、混合気の密度が上がります。
エルフのいう「自然過給効果」はこのことを指しています。
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