RACERSVolume48(9)の末尾に以下の文を追記しました。
TZ500のクランクギア→ジャックシャフト(カウンターシャフト)ギアは減速比32/31で減速している。もちろん「等速」ではない。そしてジャックシャフト→クラッチギアは47/22で減速している。
したがって一次減速比は
(32/31)×(47/22)=2.205になる。
これは1980→1982年型いずれも同じ。
したがって、
http://www.tz350.net/bigbrothers.htm で一次減速比2.135とあるのは誤りということになる。
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『RACERS』誌はグラフティとして見れば今の時代には貴重な存在ですが、解説に詰めの甘さがあるのは惜しい限りに存じます。
いつもご指摘の点を該当ページにメモを書いて挟んでるのですが、今回ばかりは収拾がつけられません。
しかし考えてみたら1983年頃のGP500って、活動予算に応じてTZ500、RGB、RS500ってマシンを市販マシンが選べた時代だったから牧歌的でしたね
あと、記憶でしかないですが、1986年当時の『Grand prix illustrated』誌で読んだ気がするのですが、1986年、最後のAMA Formula oneクラスのレギュレーションが4st1000cc、2st750cc(吸気量制限あり)までのプロトタイプの出走が認められていて、あの頃でもTZ750が走っていたって、記事を読んだような覚えがあります。本を処分してしまったので確かめようがありませんが。