レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
(2) RACERS on X: "「ホンダRCレーサー」号の表紙です。今号の主人公は1966-'67年の世界GPを走った250cc6気筒の「RC166」で、エンジン設計者本人による解説、それにともなう写真と図版、さらにはエンジン3D画像も盛り込んで詳解。かくしてホンダの多気筒レーサーは誕生しました――という内容です。(編集カトウ) https://t.co/CdYmKeuMSl" / X (twitter.com)
表紙に「至高のエンジニアリングが生んだ”精密機械”」とあります。「至高」、「精密機械」が使われた記事は大した内容がないことが多いので心配です。
amazonでは
Amazon.co.jp: RACERS - レーサーズ - Vol.70 (サンエイムック) : 三栄: 本
「ホンダは1966年に世界GPの50㏄、125㏄、250㏄、350㏄、500㏄のすべてのクラスでマニュファクチャラータイトルを獲得。他方、125cc、250cc、350ccでもライダーによる個人タイトルを獲りました。このときの一連のマシン群をホンダ社内では“RCレーサー”と呼んでいて、各RCレーサーは50ccが2気筒、125ccは5気筒、250㏄と350ccは6気筒、500ccは4気筒という、当時の二輪では珍しい4ストローク多気筒エンジンで構成されていました。」
「このとき」は1966年を指すのでしょうが、1966年の350㏄はRC173、4気筒です。「この頃」ならまあまあかなと思います。
「500㏄4気筒」は珍しくもなんともないですね。
016 THE SCENE from scenes / 1966 GP50――熾烈な戦いの先にあった悲運
多分、ホンダが日本GPをボイコットしたことでしょう。ホンダに乗り50㏄チャンピオンを争っていたルイジ・タベリにとっては不運だったと思いますが、ホンダにとってはホンダの意志としてボイコットしたのですから「悲運」もへったくれもないと思います。
020 Machine Gallery / 50cc Two Cylinders[1966 RC116]
036 Machine Gallery / 125cc Five Cylinders[1966 RC149]
060 Machine Gallery / 250cc Six Cylinders[1967 RC166]
cylindersと複数形になっています。RC116を例に取ると、エンジンの種類の示す時はtwo cylinder、「RC116には気筒が2つある」という意味ならRC116 has two cylindersだと思います。この記事の場合は単数形が適切かなと。
026 切磋琢磨したライバル達①小排気量の牙城を築いたスズキ
50㏄クラス、スズキは1962、63年にクライトラー、1964年はホンダとタイトル争いを演じました。125ccクラスでは1961、62年はホンダ、63年はスズキ、64年はホンダ、65年はスズキがタイトルを獲得しましたが、このスズキが「小排気量の牙城」ですか・・・
090 350㏄6年連続完全制覇の誉れ、500㏄全クラス制覇に向けた最後の砦
「500㏄全クラス制覇」・・・マニュファクチャラーズ選手権と個人選手権の両方という意味なのかな・・・両選手権の区別は「クラス」ではないと思いますが。
「~に向けた最後の砦」というと、ホンダの砦のように読めるのではないでしょうか。「残された最後の砦」ならまだ分ります。
ただ、「砦」は何かを守るためのものですので、戦闘とは関係ない事柄において「目標とするもの」の比喩表現としてはあまり適当ではないかと思います。
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