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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

純水のpH

https://twitter.com/math_lover_exp/status/1290654422725533701
 で、純水のpHを測定したら7.0だったのが当たり前のようですが、実はそうではありません。

 純水と超純水は異なるのですが、超純水ですらpHの正確な測定は難しいのです。
https://m-hub.jp/water/2822/186

 昔、化学の実習等で苦労したことを思い出しました。水に溶けている成分の微量測定する場合、その成分が空気中に(例え微量でも)存在するのなら・・・

 ところで、pHの読みですが、中学では「ペーハー」と習いましたが、大学以降では教えられるまでもなく「ピーエッチ」になりました。英語の論文でpHをペーハーと読むわけがないからです。
 pHはpotential of hydrogen の略ですが、私のHのポテンシャルは低下の一方です。
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RT63-RT67Ⅲその2の続き

http://jfrmc.ganriki.net/rt63-rt67/rt66-rt67.htm
公開しました。

 RT63改A、RT65、RT66、RT67Ⅱエンジンのクランクケースの違いの分かりやすい部分を示しましたが、それ以外にも識別点があります。

 おそらくアンシャイト、グレアムに渡されたRT67Ⅱはエンジン+フレームだけでなく、スペアエンジンもあったのではないかと思われます。
現存するマシンのうちRT67Ⅱクランクケースを用いたRT66風のようなマシンが幾つかありますが、これらのエンジンはRT67Ⅱスペアエンジンのクランクケースが用いられたのではないかと想像します。

 ところで、バリー・シーンにV型4気筒のRS67Ⅱエンジンが渡ったルートはグレアム経由としか考えられませんが、このエンジンがなぜグレアムに渡ったのかわかりません。
http://jfrmc.ganriki.net/rs67/rs67-2.htm


大阪府の新型コロナ感染者数

 大阪府の新規新型コロナウイルス感染者数です。


 横軸の数字は6月15日を1日目とする日数で縦軸が感染者数です。青線が新規感染者数、茶線が7日間移動平均値です。土日祝日には縦線を入れ上に日を記入しています。

 土日に医療機関で診察を受ける人数が減ると考えられるため、その影響が感染者数に現れます。月火に数字が小さくなるのは、複数の検査機関で検査しているのであれば、診察→PCR検査判定→集計・発表に2日要する検査機関での検体数が多いのでしょうか。東京は1日です。
 
 過去の傾向から、明日の数字がある程度予想できるように思います。科学的な根拠はありませんが。

 
・・・・・・・・
 愛知県のデータを見ると、診察→PCR検査判定→集計・発表は概ね1日要しているようです。先週は木曜がピークでした・・・














ヤマハのウエブサイト

 フィル・リードについて書かれたヤマハのウェブサイト日本語版の頁の写真説明。
https://global.yamaha-motor.com/jp/race/wgp-50th/race_archive/riders/phil_read/
英語版はこちら。
https://global.yamaha-motor.com/race/wgp-50th/race_archive/riders/phil_read/


 日本語版と英語版で説明が異なっています。

1 上段左端 英語版のみ「Italy GP in 1967」とあります。これは1967年125㏄マン島TTで、撮影地点はラムゼイヘアピンです。

2 上段左から2番目 英語版のみ「Tourist Trophy in 1967~」とあります。これは1968年250㏄マン島TTで、撮影地点はパーリアメントスクエアです。なお、同じ写真がこの記事(リンク)で取り上げたhttps://lrnc.cc/_ct/17133761で使われていますが、同じ誤りをしています。

3 上段左から3番目 日本語版は「♯177、1967年シーズン」、英語版は「The Netherlands GP  in 1967」とあります。これは1968年125cc西ドイツGPです。

4 上段右端 日本語版は「1967年アルスターGP」、英語版は「West German GP in 1966」とあります。これは1966年250㏄チェコスロバキアGPです。

5 中段左端 日本語版は「1967年イタリアGP」、英語版は「France GP in 1967」とあります。これは1968年125㏄西ドイツGPです。

6 中段左から2番目 日本語版のみ「1967年マン島TT」とあります。正解です。125㏄クラスです。

7 中段左から3番目 日本語版のみ「1968年オランダGP」とあります。1965年250㏄オランダGPです。

8 中段右端 日本語版のみ「1966年西ドイツGP」とあります。1966年250㏄ドイツGPです。

9 下段 日本語版のみ「1967年フランスGP」とあります。正解です。125㏄クラスです。

 今のライター氏は幸せです。こんな優れたサイトがあるのですから。http://www.iom1960.com/menu.html(元スズキの中野広之氏のサイト)。この中の写真集、例えば1966年のhttp://www.iom1960.com/photo/1966-photo/1966-photo-1.htmlと対比する努力を惜しまなければ、上のような誤りは誰でも避けられると思います。
 そして、そういうことを数回行うだけで、当時はサーキットによって風景が大きく異なることや、開催地によってゼッケン番号の付け方等に差があること等が分るようなります。少なくともマン島のような公道サーキットの写真を常設サーキットと見誤ることはなくなります。漫然と仕事をしていては何も進歩しないのは、どの世界でも同じです。

Mat Oxleyの記事

1959年、ホンダチームはマン島に行って初めてクリップスコースが使われることを知ったって?

 で取り上げたMat Oxleyによる別の誤り記事です。
https://twitter.com/matoxley/status/1225337919096815616


Degner joined Suzuki at the end of 1961 & built them replica MZ engines for 125 & 50 GPs (he was a good engineer, as well as a rider).

スズキの中野広之氏によると、1962年世界GPに登場した50㏄単気筒、(2気筒に替わる)125㏄単気筒の原型は、デグナーが1961年11月に来日する前に完成していました。デグナーを買い被るにも程があります。

「(1961年)4月中旬過ぎから、概案設計にとりかかり、5月20日には、RT62Xエンジン(125cc単気筒56φ×50.5ロ-タリ-バルブ)の試作図が出図され、ベルギ-GP直後の7月4日には試作エンジンが完成し、ベンチテストを開始した。RT62Xは、その後改良されてRT62Yとなり、RT62Yは1962年の選手権レ-ス出場車RT62のベ-スとなったのである。」
http://www.iom1960.com/1961/1961-honbun.html

 50㏄単気筒は
「新エンジンの企画を始めたのは~1960年11月初旬である。機種名は「RM」、単気筒(41φ×38)・ロ-タリ-バルブ・5段ミッションで、性能目標を7PS/10000rpmにおいた。しかし、5.5PS位の性能しか得られず、目標の性能を確保出来たのは、やっと1961年9月末だった。」
http://www.iom1960.com/1962/1962-honbun.html

〇Degner took this photo while at Suzuki in the winter of 1961/1962.

 撮影者も撮影時期も誤り。TEAM SUZUKI by Ray Battersby, Osprey 1982/Parker House 2008によると、この写真はPerrisのもの。また、写っているエンジンは後方排気2気筒、クラッチがエンジン左にある等の特徴から、1963~64年のRT63、RT64、RT63改のいずれかであり、winter of 1961/1962はあり得ない。

〇Not sure the year of the 125 twin used in the 2020 team shoot, but could be the 1963 RT63~

 このマシンがRT63に見えるのなら、視力検査をお勧めする。元データはちゃんとRT67になっているのに。
https://www.suzuki-motogp.com/60-years.html


〇Anderson was fascinating. Changed racing ways with his more professional approach. On Suzuki's 14-speed 50~

 アンダーソンがスズキに乗ったのは1966年までで、14段変速のRK67が登場したのは1967年。

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