RACERS Volume 54はNR500を取り上げています。
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kaigainowadai.htm
で書いたが、NR500がデビューした1979年イギリスGPがNHKの「海外の話題」という10分番組で少し取り上げられたことからわかるように、これは二輪の世界を超えた大ニュースだった。
1979年6月に公開されたNRを伝える雑誌記事で、すでに楕円(長円)ピストンであることが推測されており、これがうまくいくなら出力的に2ストロークに対抗できるのではないかと期待したことを思いだす。あれから40年か。
NRについては
http://jfrmc.ganriki.net/zatu/nr/NR.html
にも少し書いていましたが、いろいろ思うこともあるので、どうしようか思案中です。
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で、NRとは関係ないのですが、本号14頁に「4スト最後の砦であった
3気筒のMVアグスタ 500-3と渡り合えたのは’75年までで」とあります。
1968年から1972年までMV3気筒の天下だったのですが、1973年にヤマハ500が登場すると、500㏄3気筒に加え350㏄のスケールアップ版の433.5cc、さらにフルスケール500㏄が投入されます。ただ、アゴスチーニは3気筒に乗り続け、リードは当初4気筒に乗っていましたが、ヤマハが(イタリアGP250㏄でのサーリネンの事故死により)参戦を休止するとリードも3気筒に乗ります。
1974年、アゴスチーニはヤマハに移籍し、リード、ボネラの2人体制になり、4気筒が用いられました。ボネラが世界選手権以外のレースで3気筒に乗った写真はありますが。
そして1975年は、もちろん4気筒のみが用いられました。
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http://jfrmc.ganriki.net/zatu/pvs/pvs.htm
で、ドゥカティ・ジャパンが発表したデスモのフリクションの計算結果を読み取って作成したグラフを掲載しました。
こちらで元データを引用しているので紹介します。
https://twitter.com/TFR_BIGMOSA
https://www.facebook.com/pg/YamahaCommunicationPlaza/posts/?ref=page_internal
ヤマハコミュニケーションプラザでレストアが始まりました。
0W81は1985年型が展示されています。
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/collection/racing_yzr500_0w81/
今回レストアされるのは1986年型で、2011年にコミュニケーションプラザに展示されたマシンと思われます。たぶん、1983年に開館し、1990年頃に閉館したフジモーターミュージアムに貸出展示されたマシンも同一でしょう。私は1988年に見ました。もう30年前ですね。
フレーム番号も確認済ですが、触れないでおきます。