レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
コメント欄で指摘されているように電気回路の不具合で過熱し、それが下草に延焼した可能性があると思います。
私の認識では「機械的に動かない機械も呼吸する」。ガソリンエンジンが長期停止したままであっても、昼間晴天時は外気温>エンジン内部、夜間は外気温<エンジン内部になり、エンジンと外気の間で気体等が行き来します。
太陽光パネルを繋ぐコネクタも、日中は発電するので温度が上がり、夜間は温度が下がります。これを毎日のように繰り返しているわけです。僅かですが、空気、水分、空中のPM2.5(塩分粒子を含む)がコネクタ内部に侵入しますし、経年変化でコネクタ樹脂の柔軟性が失われるとそれが顕著になります。
コネクタは水中での安全性が規定されているようですが、むしろ、水中はコネクタが水で冷却され、一方方向(水からコネクタ)しか圧力がかからないので、水中の方が屋外より条件的には優しいと思います。
コネクタ内部に水等々が進入し銅線と反応すると銅線の電気抵抗が大きくなり、抵抗が大きくなると温度が高くなり、焼損→破断に至ります。焼損したコネクタが垂れて下草に触れれば・・・
コネクタだけを取りあげましたが、太陽光発電施設の他の部分であっても、このようなことは起こりえます。
バイクの点火コイル、トラジスタユニット、CDIユニット等々が長期使用で劣化するのも、これと同じことかと思いまます。
今回の火災は海岸に近くないようですが、特に海岸に近い場所は要注意です。
太陽光発電の塩害とは?発電への影響や対策方法まで解説!|太陽光発電投資|株式会社アースコム (earthcom-eco.jp)
ただし、このサイトでは故障が火災に繋がることについては触れられていません。
なお、電気自動車用急速充電器のメーカーは次のとおり注意喚起しています。
設置環境のお願い | 新電元工業株式会社- Shindengen
塩害地域でなければ安全というわけではないので念のため。
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