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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ノートン チャレンジP86(11)

 一般市販車を目指したかのようなマシンが現存しています。

Bonhams Cars : c.1974 NVT 'Cosworth' Experimental Prototype Frame no. none Engine no. none


 クランクシャフト左端からベルトで駆動されるシャフトAの回転数はクランクシャフトの1/2程度のようですので、このシャフトから排気カムシャフトにギアで繋がるようです。この駆動経路はP86レース用エンジンとは全く異なりますし、バランサーシャフトもないようです。


 また、シャフトAの右端には発電機等が配置されているようです。

 エンジン下にオイルフィルターがあり、その前の部品に2本のホースが接続されていますが、水冷式オイルクーラーでしょうか?



 そして、変速機は別体で、ノートン・コマンド850の変速機を左右入れ替えたものようです。ですから、ノートン・コマンド850は左チェーンですが、このマシンは右チェーンです。

 フレームはダブルクレードルで、エンジンがラバーマウントされているように見えます。
  

 このマシン、外観からすると計画の初期段階で試験的に製作されたエンジンを搭載して、エンジン本設計の参考にしたもののようです。

  ただ、このマシンに「P89」と手書きされたアルミ板が貼られていることが気になります。単純に考えるとP86の後のプロジェクトですから、P86をベースに製作された一般市販車用テストエンジン搭載車ということになりますが、P86という変速機一体のエンジンを製作した後で、変速機別体のマシンを意図するとは思えません。ノートン混乱の時期に、手書きのプレートを付けた人が間違えてP89と書いたのでしょうか?







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