レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
The MizzさんのX
(3) The Mizz (@_Mizz77) / X
で、KR350がオークションに出るという記事
1982 Kawasaki KR 350 – Charterhouse Motorcycle Auction
を知りました。しかし、写真はKR350ですが、説明がKR750についてのものです。エンジン番号62E~もKR750のものですし。
で、
1977 Kawasaki KR 750 – Charterhouse Motorcycle Auction
の記事をベースにKR350の記事を作成しようとして、肝心の記事を修正し忘れたもののようです。
で、肝心のKR350ですが、エンジン番号の写真が不思議です。
これは https://charterhouse-bikes.com/wp-content/uploads/2025/12/thumbnail_IMG_2758_1600x1200.jpg
から切り取ったもの。
右端の3文字は別の写真で「PER」と分ります。それ以外に、3文字と4文字(または3文字)が離れて打刻されています。
私が確認したKR250、KR350のエンジン番号リスト。
KR250/KR350
最初の文字は「61E」または「TE601」です。TE601の打刻の写真もKR250/KR350にあります。
そして61Eの打刻。
オークションマシンのエンジン番号打刻の字体・大きさはこれらとは全く異なります。このエンジン番号はカワサキが打刻したものなのでしょうか?
1980年鈴鹿8時間(7月27日)で2位になったグレッグ・ハンスフォード/エディー・ローソンのKR1000です。公式予選は金曜日、土曜日に行われましたが、これは土曜日午前に撮影したもの(午後の4時間耐久の時は雨)。川崎重工業明石工場の作業服姿のメカニックがいい味を出しています。
レースではスズキGS1000R(XR69)のグレーム・クロスビー/ウェス・クーリーと優勝を争いましたが、惜しくも40秒差で2位でした。
レースでは夕方6時25分頃にローソンがピットイン、その時、クロスビーがピット前ストレートを通過、この時点でクロスビーが1位になったのですが、クロスビーがピット側を見て何回か頷いだようでした。
クロスビーのペースは衰えず、ローソンから交代したハンスフォードとの差を広げていきます。そして6時45分頃にクロスビーがピットイン、燃料補給しマシン横に立つクーリーに代わるかと思ったら、そのままクロスビーがピットアウト、1位を保ったままコースに戻ったのです。
クロスビーのペースは依然として衰えず、縮まったハンスフォードとの差を再び広げますが、7時10分頃にはさすがにペースダウン、ハンスフォードとの差を保ったまま7時31分にチェッカーを受けたのです。
カワサキにとって、クロスビーの超人的奮闘に敗れたようなレースでした。
ところで、この年のカワサキKR1000、スズキGS1000R、ホンダRS1000の排気音は特徴があり、極端に表現すると
カワサキ バリバリバリ・・・
スズキ パーン
ホンダ ギュルー
といった感じでした。あれから45年ですが、排気音、そしてレース終盤の光景は鮮明です。