レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
XR34Mは1980年第2戦スペインで登場しましたが、下は第3戦フランスGPでのマルコ・ルッキネリのXR34M。これを仮にA型としましょう。
そして、これはシーズン後に雑誌の取材に供されたXR34M。これを仮にB型とします。
後サスペンションのロッカーアームピボット付近を拡大すると、
A型
B型
ピボットから前に伸びるパイプがBにはありません。MOTOCOURSE 1980-81でイギリスGPで登場したとされるフレームに関する記述のとおりです。
また、ロッカーアーム、クッションユニットも異なります。
次にバックボーン部。
A型
B型
略図で示すと
A型
B型
ステアリングダンパーが取り付けられるパイプとシートレールパイプの位置関係が異なり、B型ではバックボーンパイプ前後でほぼ同じなのに対して、A型では段があります。
また、略図上で白丸で示すフェアリングステー取付部の位置が異なります。
(続く)