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排ガス規制に消えた幻の「2ストローク」が復活! 価格は700~990万円、超高級なのに欲しくなるオーラ満々だ (msn.com)
「世界のモーターサイクル市場から、公道走行を可能とする2ストロークサイクルエンジンを搭載したモーターサイクルの新規開発車が消滅して、すでに20年以上の年月が経過した」
KTM、ハスクバーナが忘れられていますね。
「ガソリンに対する混合比は0.5%から5%までと、過去には最大で20%から30%もの混合比を要求していたかつての2ストロークサイクルとは比較にならない小さな数値に止まっており」
20%から30%は、混合比では 1:4~1:2.3になります。そんなはずあるかい。レース用に植物油を使用していた時代でも1:15程度だったはず。常識的に考えて1:2.3でエンジンが動くはずがない。
(2023年2月5日加筆)ライター氏は「オイル:ガソリン混合比1:20~1:30」を「20%から30%」と勘違いしたのかもしれない。
また、0.5%~5%という数字は、分離給油2ストロークとして常識的な数字だと思いますし、アイドリング時ならもっと小さい数字もあったのではないでしょうか。
「最高出力と最大トルクを全く同じ回転数で発揮しているという点がユニークではあるが、かつての2ストロークサイクルは比較的低回転で最大トルクを発生し、高回転もあまり得意ではなかったというエンジン特性を思うと、この新しいエンジンのパワー特性はスロットル開度とエンジン回転数に合わせてリニアに増してゆくという好ましい性格が推測できる」
「比較的低回転」というと最高出力発揮回転数の1/2程度という印象ですが、そんな2ストロークバイクは記憶にありません。85~95%辺りだったはずです。
というわけで、この記事のライター氏、2ストロークのことをあまり知らないようです。