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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ヤマハ0W23は1974年に世界GPで勝っていない

 ヤマハは1973年に2ストローク500㏄並列4気筒の0W20を世界GPに登場させ、1974年には後サスペンションをモノクロスに変更し、ジャコモ・アゴスチーニ、Teuvo Länsivuoriに与えました。
 そして、500㏄第7戦ベルギーGPで新型500㏄並列4気筒の0W23がアゴスチーニに与えられ、アゴスチーニは2位入賞しました。

 
 そしてLänsivuoriが次戦スウェーデンGPで優勝します。これがヤマハにとって1974年最後のGP500優勝でした。
OW20-OW23 (ganriki.net)


 ヤマハのこちらのサイト
Movistar Yamaha MotoGP |Bikes
では、0W23が1974年、1975年に6勝したことになっています。ヤマハは1975年500㏄クラスで5勝していますので、6-5=1勝は1974年ということになります。第7戦で0W23が登場したので第8戦スウェーデンの勝利が0W23によるものだとしているのでしょう。

 何回も繰り返しますが誤りです。
 こちらでは1974年のヤマハファクトリーの3勝は全て0W20によることになっており、これが正解です。
YZR500(0W20) - レース情報 | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.com)


 これはベルギーGPスタート前の写真。
Classic GP: Spa-Francorcamps 1974 - Classic Racer
 

 ゼッケン4がアゴスチーニ、64がLänsivuoriで、アゴスチーニの0W23がLänsivuoriの0W20よりずっとスリムなことが分ります。

 そして、これが第8戦スウェーデンのスタート前。

 元はカラー写真で、こちらにあった。
Photo Album (e-monsite.com)


 ゼッケン3のLänsivuori、ゼッケン2のアゴスチーニの何れのマシンも同じ0W20で、フェアリング下部のみ異なることが分ります。
  第4戦イタリアでの写真と比較してみてください。



 スウエーデンGP500㏄の優勝マシンは0W23ではなく0W20です。

 0W20と0W23の区別がつかない人にとってはどうでもいいことなのでしょうが。

 





 












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