発売されていましたね。
単なる写真集がこの値段で買えるのですから、お買い得といえばお買い得です。
Vol.2は1988-2001をとりあげています。この時代1987年に世界選手権としての日本GPが復活、1989年からテレビ大阪系での世界GP放送が始まり、それまでとは違う世界GPの味わい方となりました。ただ、私自身、1993年のレイニーの事故以降、少しテンションが下がったような気がします。1990年前後のような興奮は・・・私が歳をとっただけかもしれません。
この時代のGP、コース毎の特徴がだんだん失われましたので、この本の写真を見ても明らかな間違いは少し少なくなっています。12-13頁のローソンの走行写真が「WEST GERMANY Nurburgring」となっていますが、Marlboroのロゴがマシン、ヘルメット、皮つなぎにありますので、西ドイツGPではないですね。まあ、他の写真も手持ちの資料と照合すればどんどん説明誤りが出てくるとは思います。
また、30頁の写真は「SPAIN Jerez」とされています。この写真、シーズン前のテストのものなので、説明だけの説明では間違いではありませんが、他の写真はいずれも各GPのものなので、30頁の説明ではスペインGPの時のものと誤解されますね。ライター氏が区別できていないだけだと思いますが。
また、各年のレース結果ですが、「イタリア」、「スペイン」、「フランス」、「日本」が年に2回以上ある年があります。もちろん、2回あるイタリアの一方がサンマリノだったりするのですが、区別されていません。区別できない方が作成しているのですから、信用できるわけがありません。
とはいうものの、これだけの写真が詰まっていてこの値段ですから、買う価値はあると思います。いっそのこと活字を減らして写真を増やすか、小さな写真を大きくしてくれたらよかったのにと思います。
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