レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
前回紹介したブラウンのスズキ125㏄2気筒の写真について疑問を持たれた方がいらっしゃるかもしれません。というのはシフトペダルが車体右側にあるからです。
今では「シフトペダル:車体左側、後ブレーキペダル:車体右側」が常識ですが、かつては
イギリス連邦諸国のライダー、イタリア人
シフトペダル:車体右側、後ブレーキペダル:車体左側
ドイツ人、日本人
シフトペダル:車体左側、後ブレーキペダル:車体右側
でした。ディーター・ブラウンはドイツ人なのに「シフトペダルが右?」と疑問を持つのが当然です。でも、次の走行中写真ではクランクケース左のシフトシャフトに何も取り付けられていません。シフトペダルは車体右側にあるのです。
https://i.pinimg.com/originals/a8/b6/10/a8b61090ac3077ceca1f92e31a6d037d.jpg
アンシャイトからこのマシンを入手したのなら、元々、左シトだったはずなのに、なぜ右シフトなのか疑問です。
さて、ブラウンが1973年にヤマハTZ250に乗った2枚の写真では、右にシフトペダルがなく左にシフトペダルがあります。
https://www.nolan.it/en/riders/dieter-braun/53
https://www.alamy.com/stock-photo-braun-dieter-221943-german-businessman-and-motorcycle-racer-at-a-race-48320271.html
片山義美はコースによってシフトペダルの配置を左右使い分けていたということですが、ブラウンもそうだったのでしょうか?