「さらに、2020年にオランダのアイントホーフェン工科大学が発表した研究によると、「二酸化炭素排出量はWell to Wheelトータルで見ても、ガソリン車やディーゼル車よりも少ない」と結論付けられている。この研究では、メルセデス・ベンツのガソリン車とテスラ・モデル3を比較し、製造から走行までの二酸化炭素排出量が、テスラ・モデル3の方が65%削減されることがわかっている。もちろん、EV批判派は排出量の計算方法に疑問を呈するだろう。筆者が伝えたいのは、EVの世界がここまで拡大しており、エンジン車との比較データも整い始めた。あとは「消費者の選択に委ねられる市場が動くだけ」ということだ。エンジン車とEV、どちらが善でどちらが悪かという単純な話ではない。」