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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ヤマハ250/350cc市販レーサーのクランクケース(5)

ところで
1 一般市販車DX250(DS7)/RX350(R5)
2 一般市販車RD250/350(1973~1975)
について見てみると、現在、ネットで見ることができるパーツリストでは、1と2のクランクケースの部品番号は変更を示す枝番号も含めて同じ328-15100-02ですが、実はクランクケースは本来は別のはずです。

 これはRX350のクランクケース右側の変速機メインシャフト(変速機入力シャフト、クラッチが付くシャフト)が収まる部分。
 

 これは1973-75のRD250/350の同部分。 


 赤矢印のボルト孔が設けられています。これはカバープレートを取り付けるためのもの。カバープレートはこんな形。

 パーツリストでは1973年のRD250/350でこの部品が登場します。ですから、1972年までと1973年以降でクランクケースが本来は共通ではないはずです。

 DX250/RX350もRD250/350も、クランクケースの部品番号が同じなのは、おそらく、RD250/350(73~75)のクランクケースがDX250/RX350にも使えることから、DX250/RX350のパーツリスト中、クランケースの部品番号が見直されRD250/350と同じになったのではないでしょうか。
 そしてこのクランクケースの部品番号328-15100-02の末尾02が上のような変更を指しているのでしょうか。

 なお、ネット上のパーツリストでは確かに1973年型からカバープレートの装着が始まったことになるのですが、パーツリストは後から見直されることもあるため、本当に1973年型RD250/350が全てカバープレート装着タイプなのか確信はありません。というか、ネットのRDとされるクランクケースの写真でカバープレートが装着されないタイプもあります。これが実はRDではなくDX/RXのものという可能性もありますが、むしろ73~75RDの一部(初期?)はカバープレート非装着タイプだったと考える方が自然な気がします。

 市販レーサーは? ネット上のパーツリストでは、1976年型TZ250/350からクランクケースの部品番号中、機種を示す3文字が328から1H1に変更されたのですが、カバープレートも1976年型から装着されるようになります。
(続く)
 

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