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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ハンドリングのヤマハ


http://global.yamaha-motor.com/jp/yamahastyle/yamaha-handling/list/vol02/01.html

の記事ですが、間違いだらけの文が宣伝になるとヤマハは考えているようです。
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RC181/2RC181

長く放置していた
http://jfrmc.ganriki.net/rc181/rc181-1.htm
ですが、やっと1967年編を書きました(8月3日公開)。

あとは1968年、諸元、現存するマシンについて、少し書きます。

ハンドリング云々については専門家ではありませんが、思うところがないわけではないので、何か書くと思います。


ところで、RC181について検索していて気が付いたのですが、こちら
http://www.honda.co.jp/SEEVERT/gallery/13_rc181/

の文章、http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei17.htm
で取り上げたHONDA MOTORCYCLE RACING LEGEND vol.3の135頁~の文章に似ていますね。同一ライター氏が書いたのでしょうか。
で、「なお、同年のマン島TTにて、ヘイルウッドと2RC181が記録した平均時速108.77マイル≒174km/hは、8年後の1975年まで破られることのないスーパーラップであった。」

は、明らかに1マイル=1.609344kmではなく、1マイル1.60kmで計算していますね。
そんなわけで、http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei17.htm で指摘した137頁のアゴスチーニの平均速度の誤りについて、マイル→km換算のミスの可能性についても追記しました。

バイカーズステーション誌の記事

今月号の105頁にマイク・ヘイルウッドの記事があります。

「最近になってイギリスのバイク雑誌でのアンケートでヘイルウッドが選ばれた」・・・「ヘイルウッドの死後34年・・・」という記事。

 
 ヘイルウッドが交通事故で亡くなったのが1981年ですから、今年は「死後33年」です。

 また、写真説明で、1967年、ヘイルウッドが総合得点でアゴスチーニに敗れたと・・・

 総合得点ではなく、2位の回数です。例えば1966年の50㏄クラスは、ホンダとスズキが有効得点で同点、1位回数も同じで、2位の回数(ホンダ2回、スズキ1回)でホンダがメーカータイトルを手にしました。総合得点ではスズキ38、ホンダ36でホンダが上位でした。

風まかせ 8月号

1960年代、スズキで活躍したヒュー・アンダーソンの記事です。

で、101頁に登場する「バート・シュナイダー」が「オーストラリア」になっています(2箇所)。もちろん、「オーストリア」の間違いです。シュナイダーという名前からすればドイツ語系と思わないといけないのですが・・・それでも間違われるオーストリアが可哀そうですね。

 1994年日本GP125㏄のレース結果を報じた某新聞の記事で、勝者の辻村猛について「昨年豪州GP以来の勝利」とありました。もちろん、豪州はオーストリアの間違いです。大新聞でも間違える・・・いや二輪に興味がないくせに記事を書く大新聞だから間違えるのですが・・・風まかせのライター氏はどうでしょうか。


その他
 98頁で、ジェフ・デュークが来日したのが1960年9月になっています。どうやってデュークは6月のマン島に出場するスズキマシンを、事前にテストすることができたのでしょうか?

 また、マン島のコースについて「マンクスGPの冠をつけたアマチュアのための公道レースは継続されている」と、マン島TTレースが行われなくなっているかのような文章です。

ヨシムラの「発明」

RACERS volume28 12頁の次の記述がある。

「不気味なエキゾーストパイプこそ、父POP吉村(吉村秀雄)が発明した世界で最初のバイク用4-1集合管だった。」
「バイク用では世界初だったが、実は4輪ではエキゾーストをまとめる手法は以前から存在した。~ただ、タコ足は、コンパクトに排気系をまとめるためという省スペースの発想から生まれたもので、パワーやトルクを増大させる目的ではなかった」
「'71年の終わり頃(注:72年の終わり頃の誤りと思われる)には、コピー品の集合管がいろいろ出回った~POPが集合管のパテントを取得していなかったから、違法ではなかった」

 ライター氏は、ヨシムラの4-1排気管が特許に値する「発明」と考えている。

 
 バイク用の4-1排気管にはNimbus、Indian等の例がある。もちろん、これらは出力等を優先に採用されたものではないが、少なくともヨシムラ4-1が世界初の4-1ではない。

 また、4輪のタコ足が「コンパクトに排気系をまとめるためという省スペースの発想から生まれたもので、パワーやトルクを増大させる目的ではなかった」というがその根拠は何なのか?
 フォード・コスワースDFVの出力レベルを知れば、軽々しくそんなことは言えないと思うのだが・・・吉村不二雄氏は同頁で「4輪で使っていたから、性能がダウンすることはないと思っていたよ」と語っており、吉村不二雄氏自身、4輪レース用エンジンでも出力優先で4-1(v8気筒であれば、その4気筒分)が採用されていたことを理解している。

 また、3気筒レースエンジン(市販車エンジンベース)ではBSAが3-1排気管を採用しており、「集合管」が用いられていた。

 仮にヨシムラ集合管という形が特許に価するものだったとしても、特筆すべきことなのかというのが正直な感想だ。
 ヨシムラの功績はバイクレース用初(かどうかわからないが)の4-1集合管を採用したことではなく、2輪4輪関係なく、一般市販エンジンベースで4-1集合管で高出力を生み出したことそのもであり、特許云々を言えば言うほど、2輪の技術レベルが低いとアピールする結果になると思う。

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