JFRMCブログ テクニカルコース(3)
ケニー・ロバーツの言う
〇低速コーナーより高速コーナー、特に高速セクションに繋がる高速コーナーがラップタイムを短縮する上で重要
〇重要なコーナーを攻めても0.1秒も稼げない。高速Sを攻めれば0.5秒稼げる
について考えます。
下の図のようなコースを想定します。
実際とは異なりますが、半径R(メートル)のコーナーの速度Vで等速走行するとします。
遠心加速度=V2/R ですから、速度はRの0.5乗に比例し、コーナー通過時間もRの0.5乗に比例します。
20R(半径20m)の速度が60km/hとして、Rと速度(km/h)、コーナー通過時間(秒)の関係は下図になります。
60Rでは95km/h・3.6秒、200Rでは174km/h ・6.5秒です。高速コーナーは低速コーナーより通過時間が長いため、各コーナー通過時間がラップタイムに占める割合が大きくなります。
そして、ロバーツの言が示すように、直線の前の高速コーナーはさらに大きな意味を持ちます(続く)。
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