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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ノートン チャレンジP86

は1970年代半ばにノートンが開発した750㏄水冷並列2気筒レーサーで、そのエンジン設計のベースになったのはフォード・コスワースDFV(3リッターV型8気筒・F1エンジン)です。

 ノートンは1973年にコマンド750の改良型、コマンド850(並列2気筒)を登場させますが、時代遅れの設計のマシンに未来はありませんでした。OHV、別体4速変速機という誰でも分る古さだけでなく、エンジン内部の設計も古臭いマシンだったのです。

 そこで、起死回生の一手として、ノートンはフォード・コスワースDFVを1/4にした750㏄2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載した新型マシンの開発を目論みました。

 DFVの出力を460HPとすると、その1/4は115HPになります。計画では一般市販車は65-75HP程度、F750レーサーは100HP以上を目標としていました。エンジンの開発を請け負ったのは、もちろんコスワースです。

 しかし、ノートンの経営が危機的な状況であったこと、開発が順調に進まなかったことから、レーサーの完成車4台、エンジン30基程度が製作されるに留まり、出場したレースも少なく、まともな走りを披露することもありませんでした。

 1980年代に、排気量を拡大し新たな車体を与えられたマシンがバトルオブツインで活躍しますが、これは別の物語。

(続く)

参考

OddBike: Norton P86 750 Challenge - Norton's Last Gasp

Cosworth-Norton.pdf
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