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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

MVアグスタのエンジン/フレーム番号

1957年型のMVアグスタ500-4気筒が売りに出ています。
https://www.bonhams.com/auctions/15320/lot/534/

 エンジン番号4、フレーム番号1104です。フレーム番号1104の「11」は、タイプを表している可能性とエンジン番号と区別するためにあえて4桁になっている可能性があると思いますが、エンジン番号4は号機のみを表しているのでしょう。他のMVのファクトリーレーサーのエンジン番号が単に22だったりという例があります。

 こんな単純な番号にするメリットの一つが、レースのために外国にレーサーを持ち込む際の税関の手続きにあると思えます。つまり、エンジン番号が同じであれば、例え新型エンジンでも書類上は旧型エンジンの既存エンジンと同一エンジンになります。新たに書類を作成する必要がなくなるのです。

 逆に、現存するエンジンのエンジン/フレーム番号から過去の履歴を調べる場合は、このことが障害になります。

 以前、某誌で、明らかに1975年型のMVアグスタ500を、「記録から1973年型と思われ」と書いていましたが、このことが障害になったのでしょう。

 これは1975年型。
http://alfonslx2.tumblr.com/post/135436706670/no-replica-but-a-real-works-5004-mv-agusta-phil
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ウィングレッド≠ウィングレット

ウィングレッド だそうです。
https://race.yamaha-motor.co.jp/motogp/

-letの意味をご存じないのかもしれません。

世界GPで初めてウィング(ウィングレット)が姿を現したのは・・・1974年500㏄ベルギーGPのプラクティスで、MVアグスタの4ストローク4気筒マシンに装着されました。この時はレースでは用いられませんでした。

40秒あたり、コースイン時のフィル・リード(ゼッケン2)、その後、リードとジャンフランコ・ボネラ(ゼッケン56)の走行シーンでウィングレットが装着されていること、そしてその後のレースシーンでは装着されていないことが分ります。

ヤマハ 0W70

http://jfrmc.ganriki.net/ow70/ow70honbun2.htm 
中、第9戦ベルギーGPで用いられたロバーツのマシンの後サスペンションについて、次の文を加筆。

ロバーツ自身は「スパで新しい方を使ったのは覚えている。でもその次のシルバーストーンでは使わなかった気がする」(フレディ・スペンサーとケニー・ロバーツの'83世界GP500(レーサーズSPECIAL ISSUE 2014))と回想している。

 

JC08モード燃費

ロードスターS(6MT)とデミオ1.3(5MT)のJC08モード燃費は、それぞれ17.2、21.8km/lです。これだけみれば大差があるように見えます。で、e燃費での平均燃費は16.17、18.28km/lとそれほどの差はありません。投票件数のヒストグラムは

で、横軸が燃費km/l、縦軸が投票件数、黒がロードスター6MT、赤がデミオ5MTです。

 燃費は走行条件で大きく変わります。これは想像にすぎないのですが、ロードスター6MTで燃費を気にして走る人は少ないでしょう。また、オプションでアイドリングストップ仕様にする人も少なく(デミオはアイドリングストップ仕様が標準)、自主アイドリングストップをする人も少ないであろうことなどが、平均燃費で差がついた原因と思えます。

 ロードスターでも、20km/l以上の件数が計測誤差とはいえない程度にあります(デミオの30km/l1件は計測ミスか極端な走行条件(下り坂等)を疑わせる)し、16-19km/l台も相当数あります。つまり、ロードスターも走り方によっては、デミオと同等の燃費を記録することが可能なのです。
 さて、2車の各ギア毎のエンジン回転数と走行速度の関係は次図のとおりです。

 横軸がkm/h、縦軸が回転数rpm、黒線がロードスター、赤点線がデミオで、数字は段数です。デミオの5、4速がロードスターの6、5速相当で、デミオの3速より少し高いのがロードスター4速になります。

http://jfrmc.ganriki.net/nd/jc08/jc08.htm で書いたように、JC08モードでは使用するギアが決められています。そのため、デミオが5速で走る時、ロードスターも6速で走れるのに5速で走ることになります。つまり、デミオが5速設定の時にあえて4速で、4速設定の時にあえて3速で走るのと同じことをロードスターは強いられるのです。
 また、デミオの1-4速間とロードスターの1-5速間の比率がほぼ同じで、ロードスターの段数が多く、デミオより低い回転数で走ることが可能なのに、それも先の理由からかないません。

 そんな訳で、JC08モード燃費と異なり、ロードスターでも走り方によっては、デミオと同等の燃費を記録する理由がある程度説明できるのではないでしょうか。そして、こんないい加減なJC08モードがあるから、欧州の大衆車で増えた6MTが日本車であまり見られないのだと思います。

KR500エンジン

昨年リニューアルしたカワサキワールドですが、レーシングマシンの台数が増えています。とりあえずこのままでもいいですから、展示車の向きを定期的に入れ替えてよく見せてほしいですね。

新たに展示されたKR500、車体はこれまであちこちで展示されたマシンそのもののようですが、エンジン単体も展示されています。

1983年に雑誌に掲載されたエンジンそのもののようですね。近くで見ることができるので必見です。

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