レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
出版界には「後生(後世)畏るべし」をもじって、「校正恐るべし」という言葉があります。1974年頃にある方が雑誌の編集後記で書かれていた記憶がありますから、かなり昔からある言葉のようです。
ヤマハのWGP参戦50周年記念サイトの誤りでも
http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/wgp-50th/race_archive/machines/yzr500_0we0/
の「コシンスー」(コシンスキーの誤り)のような、誰でも分る誤りは校正ミスで笑って済ませることができると思います。
しかし、 http://jfrmc.tou3.com/Entry/107/ で取り上げたような誤りは、校正ミス以前の問題で、ライター氏が資料をチェックせずに書いたことが明らかで、記事全体の信憑性が問われます。
折角の50周年記念がこれでは単なる「宣伝の道具」に成り下がっているようで残念です。ただ、不十分ながら少しづつ修正されているようですので、ここで取り上げるのはしばらくお休みして、数ヶ月~1年後に公開校正(http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei.htm)で書く予定です。
「ルールの発見」として公開していましたが、「ルール」ですとレースのルールの受け取られるかもしれませんので、「規則性の発見」に改めます。
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/rule.htm
その規則性ですが、
1 あるイベントにおいて、あるライダーが各クラスを通じて同じゼッケン番号が与えられる・・・フランス、イタリア、カナダ、日本(イタリアは例外あり、カナダは要検証)
2 500→350→250・・・の順にゼッケン番号を付ける・・・西ドイツ、東ドイツ
例えば
500ccクラス・・・1~
350ccクラス・・・60~
250ccクラス・・・100~
125ccクラス・・・140~
500ccクラス・・・201~
3 前ゼッケンは、本来の各クラスのゼッケンの色ではなく、白地に黒数字・・・マン島、アルスター
ただし、マン島のプラクティス時は前ゼッケンも本来のクラスの色
こんなことは、当時の写真を見ていれば、すぐに気が付くことです。ですから下の頁の写真説明中、
・1967年アルスターGP
・1967年イタリアGP
は上の2、3からすぐに誤りと分ります(この誤りは修正される可能性あり)。
http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/wgp-50th/race_archive/riders/phil_read/
タイトルのものを公開しました。
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/rule.htm
そんなに難しいとは思いませんが・・・雑誌等で写真説明の間違いが多いので、ルールの発見能力が鍛えられたのかもしれません。