レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
TEAM SUZUKI は名著です。著者Ray Battersbyは多くの人にインタビューし、日本にも来て取材し、この本を書きました。その労力たるや相当なものです。ただ、残念ながら当時から間違った記述はありましたし、その後、明らかになったこともあります。例えば1959年の浅間で走ったマシンはRBですが、それ以外にV2X、RAというマシンが存在したことは、当時、スズキ関係者以外は誰も知らなかったと思います。
この本が26年ぶりに再販されたこと自体は喜ばしいのですが、名著であるだけに間違いの固定化に繋がるのではないかとも懸念しています。そこで、
http://noda-kenichi.hp.infoseek.co.jp/zakkan/teamsuzuki.htm
の末尾にTEAM SUZUKIの誤りの例を示すことにしました。
なお、RS67(125cc4気筒)、RP66・RP68(50cc3気筒)についての誤りは、JFRMCのRS67-Ⅱ、RP66/RP68編に書いたとおりです。
1983年のNS500の所在が明らかになっていませんでしたが、おそらくスペンサーのところにはあるだろうと思われていました。
そのスペンサーに贈られていたNS500、RS250R-Wが売りに出されています。スペンサーのライディングスクールが閉鎖されたことが報じられていましたが、借金の穴埋めになるのでしょうか。
http://rmdmotors.com/freddie-spencers-ns500-nsr250/
NS500は、ちょっと見たところNS500F-3002のように見えます。できれば個人コレクターではなく、ホンダに戻ることを期待します。
それにしても、3回のワールドチャンピオンという統計上の数字以上のインパクトのあったスペンサー、今後が心配です。
別館のホンダRVF750
http://www.geocities.jp/noda_keni/h/rvf750/rvf750.htm
に写真を追加しました。新たにフレーム番号が判明した2台です。