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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

RACERS Vol09

 標題の雑誌を購入しました。本号は1980年代半ばのヤマハ4ストローク750特集です。特に1986年デイトナ200で優勝したマシンについての記述は白眉といえるものです。マシンの詳細写真は8号以前より減少しているとは思いますが、全体の記述はそれを補って余りあります。

 また、http://www.geocities.jp/noda_keni/y/ou28/ou28.htm
で1982年型の機種記号について不明としていましたが、本号の記述から1983-84年型と同様、0U28である可能性が高いと思いますので、記述を修正しています。
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06K(0W70テスト用マシン)

http://jfrmc.ganriki.net/ow70/ow70honbun3.htm
の末尾に記載していたタイトルのマシンですが、エンジン番号が判明しましたので、加筆しました。
 
 現在、ヤマハ・コミュニケーションプラザに展示されています。

バリー・シーン?

http://www.vintagebike.co.uk/pictures/phil-read-and-a-young-barry-sheene/

写真は1961年マン島TTジュニア(350cc)のWinner's Enclosureで勝者(フィル・リード/ノートン)を囲む人の中に10歳のバリー・シーンが写っています(右端のハンチング)。

さて、
1961tt.JPG






は1961年マン島TT125ccでのスズキチームで、1岡野、2増田、3石川、4伊藤光夫、5伊藤利一です。で、6の少年ですが、バリー・シーンのように見えるのですが・・・
 フィル・リードは125ccクラスでブルタコに乗っていますので、手前にそのマシンがあるのかもしれません。
 間違っていたらすみません。

YZR250ロータリーディスクバルブ

 別館にアップしているタイトルの記事
http://www.geocities.jp/noda_keni/y/yzr-rv/yzr-rv.htm
に写真と記事を追加しました。1995年250ccクラスに登場するはずだったマシンですが、結局テストのみに終わりました。今となっては存在したことすら忘れかけられているマシンです。

自動車エンジンの冷却工学

 標題の本はby橋本武夫(2007.10山海堂)で、著者はプリンス自動車→ニッサン自動車→日本サーモスタットで、自動車エンジンの冷却実験に従事された方です。
 そのため、本書には多くの実験データが盛り込まれており、貴重な資料になっています。

 しかし、この本には不満があります。本文中に「一見、冷却損失は無駄のように思えるが、シリンダ、ピストン、メタル、バルブ等を一定温度以下に保つ必要性から、また、潤滑油を適温に保つためには決して無駄ではない。」とあるにも関わらず、評価が放熱量と水温だけになってしまっているからです。

  50頁に水ポンプの流量について「(エンジン出口-入口水温差が大きくなると)循環水量は減少し、エンジンウォータージャケット内の温度分布が大きくなったり、局部沸騰等でシリンダライナの熱変形が大きくなってピストン焼き付きの原因になることもあるので~」とあります。また、19頁の図で循環水量とエンジン→冷却水放熱量との関係を示され、循環水量が増加しても放熱量がそれほど増加していないことが分ります。しかし、エンジン各部の温度がどうなったかデータがなければ、「冷却システム」の評価はできません。他の様々な実験においても同様です。

 著者は冷却実験に携わった方なので、データと評価が、水→ポンプ→ラジエーター等に偏っているのでしょう。本書のタイトルは「冷却工学」とありますが、むしろ「放熱工学」とした方がいいように思います。もちろん、放熱工学としてみれば貴重なデータ満載ですので、価値のある本です。ただ、本書の出版後2ヶ月で出版社が倒産してしまいました。
 

 ところで、50頁の記述ですが、むしろ「循環水量が減少すると、エンジン出口-入口水温差が大きくなり、局部沸騰等でシリンダライナの熱変形が大きくなってピストン焼き付きの原因になることもあるので~」とした方が正しいと思います。

 バイクの世界では水冷エンジンにサーモスタットを付けて「水温」を一定範囲に保つことが正義であるかのように語られていますが、十分なバイパス経路がなく、サーモスタット作動時に循環水量が大きく抑制されることがどれほど恐ろしいことか・・・

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