レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
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標題は「南北戦争」のことです。civilの訳語としては「市民」、「国内」、「民間」がありますが、どれが適当か、もっと適当な言葉がないか、よく検討する必要があります。標題をそのまま訳すと「内戦」になりますが、地理的な要素を考慮して南北戦争と訳されたのでしょう。
スペイン内戦もSpanish Civil Warといいます。これを「スペイン市民戦争」と訳す例もありますが、何のことかわかりません。市民を巻き込んだ戦争というなら、第1次大戦以降の戦争の多くが「市民戦争」です。
こんなことを思ったのは「二輪グランプリ60年史」の86頁に「ヤマハの市民戦争に注目が集まった」という文があったからです。ヤマハのリードとアイビーの2人のタイトル争いのことなのですから、市民戦争ではなく「内戦」と訳すべきでしょう。この本はあまりにも内容が豊富で、訳すのにかなりの労力を要したからでしょう、おかしな訳が散見されます。
逆におかしな文については元はどうだったのか、どういう意味なのか、推測する楽しみもあります。civil warのことも実は知りませんでしたが、おかげで勉強になりました。
今回の燃費は21.5km/lでした。
http://vitz1f.ninja-x.jp/fc/fc1.htm
今回の燃費がそれほどでもなかった要因として、
・酷暑(走行距離の95%以上は気温35℃以上)でエアコンの負荷が高かった。
・5人乗車で重量が通常(乗車3人以下)より100kg以上重たい状態で140km程、登坂の多いコースを走った。
ことが考えられます。
登坂の件ですが、登坂時はエンジンの熱効率が上がりますが、それ以上に「増加する仕事量」が大きいため燃費が悪化します。そして、登坂の後が緩い下り坂であればよいのですが、急な下り坂では登坂で溜めた位置エネルギーをエンジンブレーキで無駄に消費してしまいます。
よく「下り坂は燃料カットで燃費がよい」と言われますが、登坂時に増加する仕事量からみれば、燃料カット分は大したことはなく、結果としてアップダウンの多いコースは燃費が悪化するのです。もちろん、車重が大きくなればなるほど悪化します。
標題の雑誌ですが、
60頁の写真5の説明「リアショックはリンクとスイングアームの接続部にエキセントリックを入れ、アジャストできるようにしてある。」
76頁の写真8の説明「エキセントリックの調整機構を備えるリンク。」
とあります。
このエキセントリックが調整機構であり、調整後に固定されるのであれば、スイングアームは可動しなくなります。これはスズキが「E(エキセントリック)-フルフローター」と呼んでいたサスペンション機構で、エキセントリック軸部分は通常作動でも回転します。
その初期位置を調整できるのであれば「調整機構」になり、記事は正しいことになりますが・・・

標題の頁
http://noda-kenichi.hp.infoseek.co.jp/zakkan/degner-s.htm
の末尾に次の文を追加しています。
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以下は「世界二輪グランプリレースに出場したホンダレース用エンジンの開発史」(八木静夫、HONDA R&D Technical Review 1994)の記述である。ホンダが当時、モンディアル125ccレーサーを入手しテストしたことはよく知られているが、ホンダが「モンディアルのまねをした」と言われないのは、モンディアルが単気筒2バルブなのに対してホンダが2気筒4バルブになったからだろう。ジャーナリストにもこの程度の違いは分るようだ。
RC140 1958年、本格的なTTレース出場を目指した125ccエンジンの開発に当り、過去のレース記録の調査から120km/h以上のスピードを要求され、そのためには少なくとも17PS(136PS/L)以上は必要と判断し、目標出力を20PS(160PS/L)と定め4月にRC140(φ45.0×39.0×2)の設計に入った。~その当時、我々は幸運にもイタリアの市販レーサであるモンディアル125ccを入手することが出来、急遽その性能解析を行った。最高出力は16.5PS(132PS/L)/11500rpmで、排気系のディフューザ効果など学ぶべきことが多くあった。
RC141 RC141の試作およびモンディアルの解析により本田社長および担当者から次々と新しいアイデアが出され、10月には改良モデルRC141(φ44.0×41.0×2)のレイアウトに入った~
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