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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

カワサキZ50周年祭



明日、行われます。
大槻さん、6年前にお会いして著書等

純国産ガスタービンの開発―川崎重工が挑んだ産業用ガスタービン事業の軌跡 | 大槻 幸雄 |本 | 通販 | Amazon


カワサキマッハ―技術者達が語る 2サイクル3気筒車の開発史 | 小関 和夫 |本 | 通販 | Amazon

にサインをいただき、1時間程、お話を伺う機会がありました。

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デスモのフリクション

ドウカティ自身も
レーシングエンジンの動弁系として考えたとき、高回転域で摩擦損失が増大することがデスモドロミックの弱点
と書いています。
デスモドロミック:伝統のエンジン機構がもたらすもの | DUCATI


 というわけで、
ニューマチックバルブスプリング Pneumatic Valve Spring (ganriki.net)
の末尾に加筆しました。

義務教育の敗北

アルベルト・アムル on Twitter: "@Fuso_Aerostar これはちゃーんと理科や物理を学んでいれば判る事ですが、重たい物が坂道を下ると言う事はその分だけ速度が上がり重さに比例して加速して行くと言う法則があるので、バスと言う大型車両でエンジンも大きい事を考えると技量だけでどうにか出来る範囲では無い道は出て来ますよね。" / Twitter

 ガリレオの前の時代のようです。重さによって降下速度は基本的には変わりません。空気抵抗等を無視すれば。
 科学エッセイ:ガリレオと物体の落下法則 - 科学夜話 | 学びの場.com (manabinoba.com)

 降坂時、重たい車が不利になる主要因として次のことが考えられます。

(1)車体重量に対するブレーキの能力(耐フェード、耐ベーパーロック)が低い。
(2)車体重量に対するエンジンブレーキ、排気ブレーキの能力が低い。


  (1)については、四輪車と二輪車の関係でも同じことが言えます。

 VITZ1.0Fの車重をドライバー込みで1040㎏、前後2輪あたり520kgとします。
 250㏄2気筒のバイク(前輪はシングルディスクブレーキ)の車重をライダー込みで240kgとすると、VITZの1/2未満になります。おまけに二輪の前ディスクローターは風当りがよいのに対して、VITZの前ディスクローターはホイールの裏側に隠れています。
 VITZの前ディスクは二輪用より分厚く通風式であることを考慮しても、250㏄2気筒バイクの方がフェードやベーパーロックしにくいと思います。

最新2ストロークエンジン

排ガス規制に消えた幻の「2ストローク」が復活! 価格は700~990万円、超高級なのに欲しくなるオーラ満々だ (msn.com)

「世界のモーターサイクル市場から、公道走行を可能とする2ストロークサイクルエンジンを搭載したモーターサイクルの新規開発車が消滅して、すでに20年以上の年月が経過した」

  KTM、ハスクバーナが忘れられていますね。

「ガソリンに対する混合比は0.5%から5%までと、過去には最大で20%から30%もの混合比を要求していたかつての2ストロークサイクルとは比較にならない小さな数値に止まっており」

 20%から30%は、混合比では 1:4~1:2.3になります。そんなはずあるかい。レース用に植物油を使用していた時代でも1:15程度だったはず。常識的に考えて1:2.3でエンジンが動くはずがない。

(2023年2月5日加筆)ライター氏は「オイル:ガソリン混合比1:20~1:30」を「20%から30%」と勘違いしたのかもしれない。


 また、0.5%~5%という数字は、分離給油2ストロークとして常識的な数字だと思いますし、アイドリング時ならもっと小さい数字もあったのではないでしょうか。

「最高出力と最大トルクを全く同じ回転数で発揮しているという点がユニークではあるが、かつての2ストロークサイクルは比較的低回転で最大トルクを発生し、高回転もあまり得意ではなかったというエンジン特性を思うと、この新しいエンジンのパワー特性はスロットル開度とエンジン回転数に合わせてリニアに増してゆくという好ましい性格が推測できる」

 「比較的低回転」というと最高出力発揮回転数の1/2程度という印象ですが、そんな2ストロークバイクは記憶にありません。85~95%辺りだったはずです。

 というわけで、この記事のライター氏、2ストロークのことをあまり知らないようです。

スズキから資金を引っ張るのは簡単

ぐり@関賢太郎 航空軍事記者 on Twitter: "「空飛ぶクルマ」スズキなどから96億円調達 開発連携も: 日本経済新聞 https://t.co/Q6GlWDFxwN 「景色を楽しみたい富裕層や、救急用に病院や自治体などがヘリコプターの代替として購入することも想定」 既存のヘリより圧倒的に性能が低いうえに高価で実績も信頼性もない航空機を誰が買うの?" / Twitter

 MOTO GPから撤退するスズキも出資するようです。

2人乗の電動マルチコプターとしては、中国のEHang216があります。
兵庫県での飛行。


 結構、大きな音がします。ヘリコプターでも騒音の多くはローターが発せられます。ヘリコプターの騒音として表現されるバタバタ・・・音はローター音です。
 ツイッターで「静粛性」を指摘する人がいますが、ローター音を無視していますね。そして、機体重量とともに騒音は大きくなります。

 時速100キロの「エアタクシー」 万博で実用化へ…空飛ぶクルマ 新機種発表:地域ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 「騒音をヘリコプターの3分の1程度に抑え」とありますが、対比するヘリがどの程度の大きさのものなのかわかりません。また、ヘリの間近の騒音を120dBとすると、1/3といっても40dBになりません。1/3は騒音エネルギーのことでしょうから、dBですと4.8dB減になります。

 まあ、航続距離10kmは問題外ですね。「落ちない」前提なら、飛べるのはせいぜい5km程度でしょう。バッテリーの性能が温度によって変化することを考慮すれば2~3km程度かな。こんな乗り物、何に使うのか。

 本質的にこのようなマルチコプターはシングルローターのヘリコプターと比較し、2地点間の飛行に適していません。エネルギー効率が低いのです。
 電動化するにしても、シングルローターのヘリコプターを電動化する方がもっとまともなものができるでしょう。

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