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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

マクラーレン MP4/4

 RACERSの三栄書房から
GP Car  Story Vol.01 McLaren MP4/4 が出版されています。
 
その中でホンダRA168Eエンジンの出力について、「685馬力」(74頁)、「900bhp(671kW)」(67頁)の2種の表記があります。671kWはメートル法馬力では
 
671×1000/(75×9.81)=912PS になります。これをフット・ポンド馬力に換算すると
 
912×75/(550×0.3048×0.4536)=899.51≒900bhp になります。
 
おそらく900bhpという数字が初めにあって、これをkWに換算したのが「671」なのでしょう。
 
 1988年当時、1.5リッターターボエンジンは過給圧2.5バールに制限されていましたが、これは絶対圧で、大気圧(1バール)に対する相対圧では1.5バールになります。出力は過給圧(絶対圧)に略比例しますので、900bhpはあり得ない数字です・・・2.5バールが相対圧なら絶対圧3.5バールで、900bhpもあり得る数字です。まさか、ライター氏が勘違いしたということはないと思いますが。
 
 なお、72頁に市田氏の回想として、川本氏が「NAのV10も考えていらしたようです」とあります。当時、ホンダは1.5リッターV10ターボエンジンを試作していました(CG誌に保存されていたエンジン写真が掲載されました)が、これのことではないでしょうかね。
 
 他にも疑問のある記述がありますが、専門ではないのでこれくらいにしておきます。技術面に関する記述についてはこちらの方をお勧めします。 
「マクラーレン・ホンダターボのすべて」
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E2%80%95%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AEF1%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%90%E3%83%A0%E3%82%BC%E3%82%A4/dp/4876871027


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事実の認識

正しい事実認識なしに正しい評価はできない。
以下は http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120428/plc12042822520013-n1.htm から引用したもの。
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「チカッ、チカッ」
 90式戦車の左前方のウインカー(方向指示器)が、オレンジ色のランプを点滅させ、左折の合図を出した。
(略) 戦車にウインカー-。珍しい組み合わせのように見えるが、戦場で味方に合図を送るための装置ではない。乗用車など一般車両と同じく、道路運送車両法第41条に則して装着しているのだ。視界の悪い戦車が平時に公道を移動する際は、前後に自衛隊の車両や隊員がつく。ウインカーは必要ないと思われるのだが…。
 実は、自衛隊法第114条と昭和45年の防衛庁(当時)の訓令によって、戦車は平時でもウインカーを免除されている。それでもあえて、陸自の全戦車が装着しているのだ。
 除外規定があっても自主的に取り付ける行動の背景には、憲法で明確に規定されていない自衛隊が戦後社会で「認知」されてこなかった厳しい歴史がある。それが一般対象の法令への過度の配慮につながる。
 戦車のウインカーは戦闘に支障をもたらすものではなく、奇妙な一例という話で済むかもしれない。
 しかし、憲法の「軍隊否定」「自衛隊不在」によって戦後の日本が運営されてきた結果、有事や緊急事態への対処を誤らせかねない問題は数多く残っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「戦車にウィンカー」は数年前、クイズ番組で日本だけのもののように取り上げられたが、ネット上ではそれが間違いであることが示されていた。これはドイツのレオパルト2戦車が方向指示器を使っている映像。
http://www.youtube.com/watch?v=8kja51Vipe4

 上の産経新聞の記事は、記者あるいは新聞社の思想を訴えるために、間違った事実をもとに妄想を連ねたに過ぎない。恥ずかしいのは、他国の戦車の映像など幾らもネット上にあり、オレンジ色の灯火が装着されていることがすぐ分ることである。「目の前の自衛隊の戦車に方向指示器が装着されることを知った」ことはよい。しかし、それが「日本だけ」と思い込んでしまい、何も調べようとはしなかったのは自らの思想が邪魔をしているからである。これだけで産経新聞は学級新聞レベル以下であるといえるだろう。

 まあ、そんな記事を書くバイク雑誌もあるのだが。 http://jfrmc.tou3.com/Entry/49/

2006年型ZX-RRの点火間隔

2006年型ZX-RRに270-450度間隔2気筒同時点火型があったことが分りましたので、
http://jfrmc.ganriki.net/zatu/06zx-rr/06zxrr.htm

の末尾に付記しています。

 

カムシャフト・ギアトレーン

2軸クランクエンジン
http://jfrmc.ganriki.net/zatu/2crank/2crank.htm

の末尾の注に次の文を追加しました。

「動弁系もトルク変動が大きい。カムがバルブを開ける時はカムが抵抗を受けるが、バルブが閉じる時は、バルブスプリングの反発力によりカムがバルブに押される。従って、カムシャフトをギア駆動する場合、その駆動ギアとカムシャフトのギアとが叩き叩かれる。そしてクランクのトルク変動もこれに加わる。安易な設計をしたカムシャフト・ギアトレーンの騒音が大きく破損しやすいのはこのためである。」

50 Years of World Championship Racing WGP Gallery(2)

http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei9.htm
ですが、末尾に以下の文を追加しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回、公正したサイトだが、間違いのレベルが低い。レース初心者であっても、プリントして見ていけばすぐに気が付くはずの間違いが少なくない。


 例えば次の2頁の説明書きは「1967 Isle of Man TT Race, Mike Hailwood, RC181」で共通だが、ゼッケンが異なり、少なくともどちらかが間違いであることがすぐに分る。
http://world.honda.com/MotoGP/history/1967-Races/photo/pages/12.html 
http://world.honda.com/MotoGP/history/1967-Races/photo/pages/13.html


 この説明書きは「1962 Italian Grand Prix 125cc」だが、マシンが大きいこと、右側に大きな排気管が2本見えること、ゼッケンの地色が黒でないことから、少なくとも125㏄ではないことがすぐ分るだろう。
http://world.honda.com/MotoGP/history/1962-Races/photo/pages/50.html 


逆に、これは250㏄という説明書きだが、マシンが小さいこと、右側に排気管が1本しか見えないこと、ゼッケンの地色が非常に濃いことから、125㏄であることがすぐに分る。
http://world.honda.com/MotoGP/history/1961-Races/photo/pages/18.html

125ccと分ったとして、次の頁(1961 Isle of Man TT Race 125cc, Phillis)と比較すれば、同一ライダーにも関わらずゼッケンが異なり、どちらかのレース名が異なることが分る。
http://world.honda.com/MotoGP/history/1961-Races/photo/pages/08.html


 このような間違いのレベルや、「Belgium Grand Prix」、「West Germany Grand Prix」といった表記(motogp.comの表記)からすると、ホンダが記事を日本の雑誌屋に外注し、出来上がった記事をそのまま公開したようだ。

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