レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
[
13]
[
14]
[
15]
[
16]
[
17]
[
18]
[
19]
[
20]
[
21]
[
22]
[
23]
公開校正の「RACERS vol06」
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei10.htm
の末尾に次の文を追加しました。
48頁の誤りについての補足
この誤りの原因として次のことが考えられる。ある事柄について評価するためには、「事実を正しく認識すること」、事実を正しく認識するためには「ある事実から容易に推測されること も検証すること」が必要なのだが・・・
・燃料タンクの数に関するレギュレーションがいつ設けられたか、ライター氏は知らなかった。1983年型ヤマハYZR500・0W70もフレームを燃料タンクにする設計だったが、レギュレーション改定によりフレーム燃料タンクは使用されなかった。このことについてRACERS vol02・65頁でヤマハの技術者が「レギュレーションの動向に疎かったため、直前でボツ。」と語っている。「レギュレーションの動向」とは「レギュレーション(改定)の動向」のことだが、ライター氏はレギュレーションの動向」の意味が理解できなかったのだろうか。
・それ以前にも500ccクラスで、補助燃料タンクをシートカウル内(ヤマハ、スズキ)やシート下(MVアグスタ)に設けた例があったが、そのことをライター氏は知らなかった。 知っていればいつレギュレーションが改定されたか確認する必要があることに気が付くはずである。
・ 分割された燃料タンクが仮にレギュレーション違反だったとしても、シーズン序盤ならともかく、シーズン後半のGPでのプラクティス前車検で車検員が気が付かないはずがないことをライター氏は理解できなかった。排気量超過であれば、特定のマシンに対する抗議によりレース後の最車検で分解され初めて違反が分ることだが ・・・ライター氏が車検がプラクティス前にも行われることを忘れていたのだろうか。
・ひょっとしたら「カワサキはこんなもの」という思い込みがライター氏にあったのではないか。おっと、これは事実に基づかない当て推量。
PR
タイトルの記事を公開しています。
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei8.htm
3年前にホンダのウェブサイトに公開され、雑誌にも提供された記事ですので、ちょっと古いのですが・・・雑誌の記事についてはすでにJFRMCブログに少し取りあげています。
http://jfrmc.tou3.com/Entry/7/
間違いを指摘する以上、個々のレース結果も確認する必要があり、公開公正に取り上げるのが遅れました。
それにしても、歪められた歴史をメーカーが公開し、それに連動した雑誌記事も公開される・・・情けないというか、何というか・・・
公開公正の中の「RACERS Vol.13
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei7.htm
中、「参考1」について、出典の次のグラフを添付しました。
出力=トルク×回転数
ですから、最高出力発生回転数以下で、例えトルクの谷があったとしても「回転上昇と共に出力低下」すればおかしいと気が付くはずなのですが。
http://vitz1f.ninja-x.jp/iroiro/nova/nova.htm
で取り上げていたノヴァエネルギーの潮流発電ですが、出資者のブログによると環境省から9200万円の補助金が交付されていたようですので、末尾に追記しました。
こんな詐欺同然の「技術」によく大金を交付するものと思われるかもしれませんが、外部の委員会に評価を丸投げするのですから当然といえば当然です。
RACERSの三栄書房から
GP Car Story Vol.01 McLaren MP4/4 が出版されています。
その中でホンダRA168Eエンジンの出力について、「685馬力」(74頁)、「900bhp(671kW)」(67頁)の2種の表記があります。671kWはメートル法馬力では
671×1000/(75×9.81)=912PS になります。これをフット・ポンド馬力に換算すると
912×75/(550×0.3048×0.4536)=899.51≒900bhp になります。
おそらく900bhpという数字が初めにあって、これをkWに換算したのが「671」なのでしょう。
1988年当時、1.5リッターターボエンジンは過給圧2.5バールに制限されていましたが、これは絶対圧で、大気圧(1バール)に対する相対圧では1.5バールになります。出力は過給圧(絶対圧)に略比例しますので、900bhpはあり得ない数字です・・・2.5バールが相対圧なら絶対圧3.5バールで、900bhpもあり得る数字です。まさか、ライター氏が勘違いしたということはないと思いますが。
なお、72頁に市田氏の回想として、川本氏が「NAのV10も考えていらしたようです」とあります。当時、ホンダは1.5リッターV10ターボエンジンを試作していました(CG誌に保存されていたエンジン写真が掲載されました)が、これのことではないでしょうかね。
他にも疑問のある記述がありますが、専門ではないのでこれくらいにしておきます。技術面に関する記述についてはこちらの方をお勧めします。
「マクラーレン・ホンダターボのすべて」
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E2%80%95%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AEF1%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%90%E3%83%A0%E3%82%BC%E3%82%A4/dp/4876871027