「素人に分りやすい話」
http://vitz1f.ninja-x.jp/iroiro/nova/nova.htm
の末尾に次の文を加筆しました。
「2013年4月18日の日経産業新聞の記事によると、川崎重工業が開発中の潮流発電施設は、羽根直径18m、流速2.7mで1000kWということである。発電効率は100×0.5×1000/(π×r
2×v
3×1.025)=39% になり、「定格」としては妥当なところと思われる。ただ、「1キロメートル四方で10万キロワットの発電所を建設できる」(つまり100m間隔格子状に100基設置)は・・・100基100m間隔に設置した場合と、1基設置した場合とで、羽根周辺の水の流れが同じだとは思えない。」
24日に発売されました。
特筆すべきはレースに出場したXR35、XR40、XR45のフレーム番号、エンジン番号の記述があることです。これは取材を受けたスズキの元技術者が記録を保存していたのでしょう。その他にも技術者ならではの貴重な資料、資料を基にした記述があり、読み込むのに(楽しい)時間がかかります。
フレーム番号についてですが、
私の記事
http://jfrmc.ganriki.net/xr40/xr40-1.htm
http://jfrmc.ganriki.net/xr45/xr45-1.htm
のフレーム番号の記述とかなり食い違いがあります。私の記事は写真から判別したものなので、間違いがあって当然なのですが・・・・
例えば1983年のオランダでマモラが乗ったマシンのフレーム番号(個体管理番号※)は2007となっています(60頁)。しかし、ウンチーニがオランダGPプラクティスでフレームの横に黒く「2007」と書かれたマシンに乗った写真があるのです。今後、このあたりについて再検証したいと思います。
現時点で気になった記事を3箇所挙げます。
・72頁下の写真がイギリスGPになっていますが、オランダGPのように見えます。
・73頁下の写真が南アフリカになっていますが、次の理由からフランスGPと思われます。
〇ガリーナ氏は整備用つなぎの下にセーターを着込んでいる。背景の人物も冬季のような服装。南アフリカGPは暖かい季節に行われましたが、フランスGPは時折、季節外れの小雪が舞う天候で行われました。
〇ミニウィングを装着した「4」(テールカウルの数字)がフランスGPで姿を見せている。
・77頁のマシンが「XR40-Ⅲ modified」となっていますが、フレームのエンジン装着部、ラジエーター装着部からするとXR45フレームにしか見えません。
※記事中では「固体管理番号」になっていますが「個体管理番号の誤りと思われます。
タイトルの記事
http://jfrmc.ganriki.net/xr45/xr45-1.htm
を修正しました。第4戦ドイツGPの記述です。
修正前
「XR40エンジンの前側のマウントは2箇所(両側にあるので実箇所は4)だったが、XR45では1箇所になった。そして下左のマシンのダウンチューブ横側に、ラジエーターマウント用、エンジンマウント用の孔が3箇所開けられているので、これがXR40フレームであることがわかる。エンジンは明らかにXR45。」
↓
修正後
「XR40エンジン前側 のフレーム装着部は2箇所(両側にあるので実箇所は4)ある。XR45エンジンではその2箇所の間隔が広がり、下側の装着部は前クランクセンターの下に近づ き、ダウンチューブ内側にボルト留されたブラケットに装着される。したがって、ダウンチューブ外側に見えるエンジン装着部は残りの1箇所(両側で2箇所)。下左のマシンの エンジンは明らかにXR45だが、ダウンチューブ横側には、ラジエーター装着用の孔に加え、エンジン装着用の孔が2箇所並んでいるので、これがXR40フレームであることがわかる。」
つまり、エンジン前側のフレーム装着部を1箇所(両側で2箇所)としていたのが誤りだったのです。
訂正してお詫びします。
関連して、
http://jfrmc.ganriki.net/xr45/xr45-2.htm の現存するマシンについて
写真+記述を追加しています。
雑感の「写真の特定」
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/tokutei.htm
の末尾に1966年ベルギーGPとされる写真について記述しました。