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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

水田の水の酸素濃度

https://x.com/syakado_game/status/1935564865571328198
「これは温度じゃなくて酸素飽和度の問題らしい。ザリガニ自体は40℃位まで耐えるけど、酸素飽和度でいくと30℃超えたあたりから酸欠で死ぬ。」


 酸素濃度、酸素飽和度の関係で、は疑問です。
 実験室データとは逆に、夏場の晴天時の河川、水路、ため池等の溶存酸素濃度は

 水温が高い時間帯→溶存酸素濃度が高い

の傾向があります。これは昼間、藻類、植物プランクトンが光合成により炭酸ガスを吸収して酸素を吐き出すためです。条件によっては酸素の泡が確認できることもあります。
 溶存酸素濃度が増加する一方、炭酸ガスの吸収によりpHが高くなり、pH10~11程度になることもあります(中性はpH7)。

 ところが夜になると、水温は低下するのですが、昼間に増殖した藻類、植物プランクトンが酸素をどんどん吸収し炭酸ガスを吐き出すため酸素濃度が低下します。特にため池等、水の流れのない場所ですと、酸素濃度が1mg/L以下になることもあります。もちろん、pHは低下します。

 件のザリガニが斃死時刻がわからないのですが、
A 朝に発見されたのであれば、夜の酸欠

B 斃死が午後2時くらいなら、酸欠ではなく、高水温か高pH

が原因の可能性が高いと思います。



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