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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ヤマハ0W54(1981年型YZR500)(5)

 これら実戦写真で確認された3種のフレームのうち、B改修型(補強型)はシーンのみが使用したようです。ロバーツ用のこのフレームは確認できていません。

 第6戦オランダの車検時、ロバーツのマシンが3台あります。手前からA型、B型、C型のような気がします。第6戦以降、ロバーツはA型フレームを使用しなくなり、B型とC型のみを使用したと仮定します。

 第6戦オランダ、第7戦ベルギーではB型が使用され、第8戦サンマリノは欠場、第9戦イギリスで初めてC型が、第10戦フィンランドではおそらくC型が、第11戦(最終戦)はC型が使用されました。

 C型は、オランダでシーンにも与えられ、ベルギーのプラクティスでC型も使用していますが、シーンはこのフレームを好まなかったようで、B改修型をよく使用しています。

 また、シーズン後半、高井幾次郎が参戦しますが、高井のマシンはC型のみが確認できます。

 フレームだけでなく、ステアリング・トップブリッジ(三又の上側)も外観上、3種あります。これは第3戦イタリアのプラクティス時のロバーツのマシン。シーズン前公表写真のものとよく似ています。これを仮に1型としましょう。


 これは第9戦イギリス(レース時)のロバーツのC型フレーム車。オフセットが小さく、前フォークを締め付けるボルトが付く部分が前に突き出していません。これを2型とします。


 そして、3型。下のオランダ・プラクティス時の2台のマシン共、トップブリッジが1、2と異なり平板状で、オフセットも小さい。なお、前述のように手前のB型フレーム車がレース本番で使用されました(スタートできず)



 ベルギーでもB型フレームに3型を装着しレース出場しましたが、イギリスではC型フレームに2型が装着されレースに出場しています。
 シーンは1型を好んだようです。

 この1~3型ですが、さらに細かい寸法が異なる派生型があると思われます。
(続く)

 

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