「Collection Hallでは、歴代の製品やレーシングマシンを走行可能な状態に保つ「動態保存」を行っています。」(
http://www.honda.co.jp/Racing/spcontents2014/collectionhall/)
徳島県にある大塚美術館に展示されているのは「複写物」です。でも、それを承知の上で見学しています。しかし、航空機でも車でもバイクでも、絵画とは異なり「動いてナンボ」だったものです。ですから歴史的なものを保存する場合、
○そのままの姿で保存
○稼働可能ではないが、一部部品を新造して保存
○稼働可能状態で保存(一部部品を新造)
★そのままの姿の展示の例 紫電改
に分けられます。「動いてナンボ」だったものですから、稼働状態を維持することにも大きな意味があります。しかし、機械はいつかは朽ち果てていくもの、動態を維持することはできません。動態を維持しようと思えば、かなりの部品を新造する必要があります。時にはエンジンのシリンダーブロック、シリンダーヘッドも、機体、フレームも新造する必要があります。
しかし、当時と異なる材質、製法で製作したエンジン、フレームのマシンを単なる展示物として見た場合、大塚美術館の展示物と同等でしかありません。意味があるのは「動態」であることで、飛行・走行するマシンを見て、当時のシーンを目に浮かべることができることにも多いに意味があります。
出来得れば、「動態保存」のマシンのどこをどう新造したのかを示していただけないかと思います。「これは当時のマシンそのものではないが、当時の動態に近い姿を維持している」ことは「当時のマシンをそのまま維持していると誤解させる」より素晴らしいことだと思います。
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14日に予定されていた袋井テストコースのイベントは中止になりました。
http://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/event/#historic
2002年も天気が心配で、テレビの天気予防では×でしたが、ネットの予報では何とかOK。
そして実際に雨が降り出したのはイベント終了直後でした。
今年は朝3時から雨という予報、中止も仕方がないですね。
2008年のイベントの後、リーマンショックで中断し、7年ぶりの開催のはずでした。
これは2008年の写真。
白いワンボックスの前の白シャツの男性は、コミュニケーションプラザ館長だった伊藤さん。2012年に航空自衛隊浜松基地のイベントでお見かけしたこともあります。
このイベント、社員の手作り感いっぱいで、社員もファンも好きで集まっている感じでした。
来年に期待することにします。
仕事で神戸空港を利用した時に撮影しました。
カワサキH2です。カワサキの工場が神戸、明石(二輪は明石)にあります。そのお膝元の空港に展示されているのは、さすがカワサキですね。
JRですと浜松駅構内(改札の中)にスズキ、ヤマハのコーナーがあり(今どうなのかは知りません)、スズキの8耐レーサーが展示されていたこともあります。広島駅にはマツダが展示されていますね。
で、「H2」ですが、私の年代ですと、750SS、そして750SSベースのレーサー・H2Rのイメージが強いですね。実のところ、この手の大型バイク、バイク自体はあまり興味がありませんが、メカニズムには興味があります。
まあ、好きなバイクを購入するのは、恋をするのようなものですから、好みも人それぞれということで・・・
岡山県にある三軒屋駐屯地に行ってきました。岡山駅から車で15分くらいでしょうか。ここは補給処と施設隊の駐屯地で、こじんまりしています。記念行事等も大人しめで、
観閲行進なし
戦車、装輪装甲車、装甲偵察車が登場しない訓練展示
でした。 驚いたのは
64式小銃を持っています。陸自では自衛官候補生(2士になる前の訓練生)以外が持っているのを見るのは何年ぶりでしょうか。駐屯地全員ではなくこの隊列と3人のみの隊列だけだったと思いますが、それでもまだ使っているのですね。まあ空自と海自も使っていますが。
米子駐屯地から来ていた軽装甲機動車。
地元305施設隊の地雷原処理車
ホバリング中のUH-1から89式小銃で空包射撃
車で送ってもらえるなら、新幹線のぞみが停車する岡山駅がありますので、「ついで」に行くにはいい駐屯地でした。
ところで、「施設隊」とは「工兵隊」です。普通の土木工学をcivil engineering といいますが、このcivilは「市民」ではなく「民生」です。昔、土木といえば、お城に代表されるmilitary engineering で、これと区別されるのがcivilです。army engineer は「陸軍技術者」ではなく「陸軍工兵隊」です。