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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ライダースクラブ誌

 http://jfrmc.tou3.com/Entry/72/ で書いた記事です。
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似たような文章をライダースクラブ今月号81頁で読みました。
「4サイクルエンジンを2回転で0.02psとすると、1分で100回転すれば1ps」
「馬力は同じトルクを単位時間にどれだけ発揮するか」
 この文を書いたのは「ネモケン」氏ということですが、氏は「馬力とは何か」以前に「単位時間にどれだけ」の意味すら理解していません。当然のことながら、ニュートンの第2法則(F=ma)も理解していないでしょう。
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 今月号のライダースクラブ誌66頁に「1回の燃焼爆発で0.1馬力」、「1分間に100回繰り返せば10馬力」という記事がありました。前回の記事は単なる勘違いではなく、ネモケン氏は仕事量と仕事率の違いを理解していないことがよく分ります。ただし、「力とエネルギーの違いを理解しない自動車製造会社の社長」がいたのですから、自動車製造会社はネモケン氏を笑うことはできませんね。
 
 また、69頁には
・電動バイクには変速機はない
・電気モーターも抵抗値を変えて変速
ということが書かれていますが、「速度を変える機器」と「変速機」を混同しているようです。この理屈からすれば、「ガソリンエンジンのバイクはキャブレター(又は燃料噴射ポンプ+スロットルバルブ)で「変速」する」ことになると思います。
 
 ところで今回の記事は変速機に関するものですが、66頁にカワサキKR3(2ストローク125ccV型4気筒)が14~16段変速である旨書かれています。
 1960年代のレーサーのエンジンがピーキーだったことを言いたいからといっても、ちょっと間違え過ぎですね。
 
 30年前でしたら、間違いだらけであっても、レース関係や新車情報でそれなりの価値がありましたが、今のライダースクラブ誌にどんな価値があるのでしょうか。
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RACERS Vol.14(2)

 タイトルのことについて、いつもの公開公正ではなく、「雑学」で公開していた「YZR-M1の出力」で示していたヤマハの過去の公表値との対比という形で「990㏄YZR-M1の出力」として公開しました。
http://jfrmc.ganriki.net/zatu/yzr-m1-3/yzr-m1-3.htm

 その中で、2002、2003のYZR-M1の最高出力時回転数の公表値が14750rpmであることに疑問を投げかけていますが、もちろん、間違いではない可能性も十分あります。ただ、私だったらこれまでの公表値と違いがありすぎるので、取材時に確認するとは思います。

RACERS Vol.14

タイトルのものを買いました。今回は2004ヤマハYZR-M1特集です。

ライター氏が自身の限界を知ったのか、Vol.13(RC211V)と異なり、あまり技術的に掘り下げなかったので、破たんした技術記事はなく、ヤマハの協力もあってか非常によい出来だと思います。

もちろん、気になる箇所はありますので、JFRMCで頁を設けて指摘していきます。

今日は次の点のみ指摘しておきます。
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29頁で出力がkWとPSで示されているが、kW/PS=75×g(重力加速度:9.80665m/s2)/1000=0.7355ではなく、0.75になっている。
 
  ヤマハが間違えるとは思えないので、ライター氏がヤマハから提供されたkW値を換算する際に間違えたのだろう。そうならば、本来のPSは29頁の2%増になる。

RACERS Vol13 (2)

 前回、RACERS Vol13について「続く」としていましたが、文が長くなったので、公開校正にまとめました。

http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei7.htm

今回は現役の技術者の協力が得られたのですから、もう少し時間をかけて決定版といえるものにしていただきたかったと思います。

 それにしてもWikipediaの記事を間違って改変したような記事を載せるとは・・・

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2月5日、「参考」を修正しました。

RACERS Vol13

今回のRACERS VOL13は2002年型ホンダRC211V特集です。
10年前のマシンであり、この機会に決定版といえる情報提供がとも期待しましたが、残念ながら期待外れに終りました。おそらく技術的な理由ではなく、広報的な理由でしょう。

 
 また、RC211Vといえば、その75.5度V型5気筒を抜きに語ることはできません。このレイアウトの「発明者」である山下ノボル氏の説明の様子です。
http://racers.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2011/12/31/egpl.jpg

 
「50% 一定のアンバランス力がクランクと逆回転に回る」

とホワイトボードに書かれていますが、これは、私が http://jfrmc.ganriki.net/zatu/rc211v-balance.htm
 書いた

「したがって、常時P/2の不釣合いが発生することになる。その力の向きは上死点、下死点ではクランクピンと同じ方向で、それ以外ではクランクピンと対称の方向となる。つまり不釣り合い力の向きはクランクシャフトとは逆方向に回転する」

と書いたのと同じことで、山下氏は基本から説明しようとしたようです。

残念ながら、取材者はあまり理解できていないようで、50~55頁の文章を理解できる人がいるのでしょうか。
高校で数学、物理を学んだ方が少なくないのですから、もう少し、理解させようという文にならなかったのかと思います。これでは、メーカーの宣伝文句にちょっと毛が生えただけでしかないと思います。

続く

 

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