JFRMCブログ
レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。
[
622
] [
621
] [
620
] [
617
] [
612
] [611] [
614
] [
613
] [
605
] [
610
] [
609
]
ヤマハ0W35(6) 1978年型0W35Kのシリンダー/シリンダーヘッドの組付け方
Category [ヤマハ]
Comment [0]
2020/11/22 18:12
1978年、ヤマハはセコット、片山敬済、ケニー・ロバーツの3人体制を採ります。セコットはヤマハ本社契約、片山は(おそらく)ヤマハモーターN.V.、ロバーツはヤマハモーターUSの契約です。
1978年
第1戦ベネズエラ、セコットのマシンは0W35Kでしたが、片山、ロバーツのマシンは0W35で、第2戦スペインで片山、ロバーツにも0W35Kが与えられました。
再び1978年型0W35Kのシーズン前公開写真。
黄色矢印がシリンダー分離締めのナット、青矢印がシリンダーヘッド分離締めのナット/ボルト、赤矢印がシリンダー/シリンダーヘッド共締めのナットです。
なお、0W35ではシリンダー/シリンダーヘッドは2気筒一体ですが、0W35Kは各気筒別体です。
このように、シリンダー前後で組付け方が異なることは、シリンダーの歪み→焼付きの要因になったようで、
1979年の0W45では全て分離締めになります。ただ、単気筒ならともかく、直列4気筒のシリンダー基部のナッの脱着は(1、4番気筒外側のナットを除き)面倒くさかったでしょう。
これは現存する0W35Kエンジンです。
写真右がエンジン前方向です。
シーズン前公開写真の0W35Kと異なり、シリンダーヘッド右後の共締めナットが消え、シリンダーヘッド右のナットが1→2に増え、さらにシリンダーヘッド前後にナットが各1あります。
シリンダー基部の後側には分離締めナットは見えません。シリンダーヘッド右の2つのナットのうち、後ろのナットが共締め用ナットなのでしょうか?
次の理由からそうではないようです。
〇ナットの大きさが他のナットと同じ。
〇ナットの位置が、本来、共締め用ナットが配置される位置より前にある。
〇ナットの位置からすると、スタッドボルトが収まる部分が掃気ポートと重なってしまう。
このようなことからすると、現存する0W35Kのシリンダー後側は分離締めで、シリンダー基部のスタッドボルト/ナットは、シリンダー壁外側ではなく内側にあるように思えます。
この変更はどの時期に行われたのでしょうか?
PR
お名前:
タイトル:
文字色:
Black
LimeGreen
SeaGreen
Teal
FireBrick
Tomato
IndianRed
BurlyWood
SlateGray
DarkSlateBlue
LightPink
DeepPink
DarkOrange
Gold
DimGray
Silver
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:
<<
ヤマハ0W35(6) 1978年改良型0W35Kエンジン
HOME
Suzuki Motorcycle Racing History Episode
>>
カレンダー
04
2024/05
06
S
M
T
W
T
F
S
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
リンク
JFRMC(日本のファクトリーレーシングモーターサイクル)
カテゴリー
JFRMC内の記事 ( 167 )
ネット情報 ( 139 )
雑誌 ( 136 )
本 ( 37 )
その他 ( 165 )
ホンダ ( 26 )
スズキ ( 11 )
ヤマハ ( 74 )
カワサキ ( 45 )
その他makes ( 12 )
4輪 ( 53 )
その他のその他 ( 108 )
フリーエリア
最新CM
訂正
[12/08 野田]
スクーターのボディカウル
[12/08 野田]
近兼氏のマシンのカウル
[12/08 TFR_BIGMOSA]
200km/h以上を目標に
[12/06 野田]
回答感謝です
[12/06 TFR_BIGMOSA]
すみません
[12/06 野田]
記事が重複されてます
[12/06 TFR_BIGMOSA]
近兼氏のマシン
[12/05 TFR_BIGMOSA]
カテゴリーの違い
[12/05 野田]
お久しぶりです
[12/05 TFR_BIGMOSA]
最新記事
ホダカ175SL
(05/17)
レーサーの騒音測定レーサー(2)
(05/16)
レーサーの騒音測定
(05/15)
ソーラーパネルの火災
(05/12)
東京湾
(05/11)
最新TB
プロフィール
HN:
野田健一
性別:
男性
バーコード
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
ブログ内検索
アーカイブ
2024 年 05 月 ( 9 )
2024 年 04 月 ( 9 )
2024 年 03 月 ( 10 )
2024 年 02 月 ( 19 )
2024 年 01 月 ( 16 )
最古記事
ブログ開始
(12/09)
ニューマチックバルブスプリング
(12/09)
ヤマハシーズンレビュー
(12/12)
潮流発電
(12/13)
XR40
(12/15)
P R
カウンター
アクセス解析