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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ヤマハ0W35(6) 1978年改良型0W35Kエンジン

 実戦で走った1978年型0W35Kのストリップ(フェアリングを外した状態)の写真を見たことはありませんが、走行中等の写真でシリンダーヘッドが見えるものがあります。

 これは500㏄第8戦スエーデンでの片山の0W35Kで、左端(1番)気筒のシリンダーヘッド左のナットが2本あり、現存するマシンと同じです。

 

 500cc第10戦イギリスでのセコットの0W35K。4番(右端)気筒のシリンダーヘッド右のナットが2本です。


  レース名不明ですが、セコットの0W35Kの右端(4番)気筒。

 赤矢印が点火プラグで、その右(写真手前)にナットが2つあります。
 
 これは500㏄第2戦スペインでの高井幾次郎の0W35Kの右端(4番)気筒。

 赤矢印が点火プラグで、青矢印がシリンダーヘッド右の組付けナットで、シーズン前公表写真の0W35のシリンダーヘッド右後の共締め用ナットの位置にナットはありません。
 フェアリングが邪魔し、シリンダーヘッド右のナットが青矢印の1つだけなのか、その前のナットは写真が暗くて見えないのかは分りません。
 ただ、仮にシリンダーヘッドのナットが1つだとしても、青矢印
のナットの大きさとその位置から、このシリンダーヘッド後側は分離締めと思われます。


   第2戦でこのような変化が見られることから、私は1978年型0W35Kのシリンダー/シリンダーヘッド組付け方法の変更は1978年シーズン前に急遽行われ、これが1978年第1戦でロバーツ、片山に0W35Kではなく0W35が与えられた主な理由(第1戦までに0W35Kの数を揃えられなかった)ではないかと考えています。
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