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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

HONDA RC174 and 166 in Detail

買いました。
http://www.modelfactoryhiro.com/new/archives/21942

「RC174は、250ccのRC166のエンジンを元にボアサイズを同一のままストロークをアップすることで350ccにしていることから、エンジンの外観はほとんど見分けがつかないほどRC166と酷似しています。車体に関してもRC166との共通パーツが多く、大きく異なるのはガソリンタンクくらいであり、RC166の丸みのある形よりも角ばったデザインになっています。フロントフェンダーステーも穴の形状に違いが見られますが、それ以外では簡単に見分けられないため、本書はRC174の写真がメインとなっておりますが」

とありますので、また間違いだらけの解説が流布されるのかと思いましたが、その懸念は払拭されました。何しろ解説がないのです。自らの限界を認識したかのようなこの潔い編集方針に感動しました。無駄な活字スペースの代わりに写真がこれでもかと掲載されています。そんな訳で「買い」です。

参考までに、掲載されているのは順に
 
ゼッケン3+ストリップ:RC174F-302(このフレーム番号プレートが写真に写っている。エンジン番号は不明。)
(少し写っているゼッケン60はRC174E-802/RC174F-301(推定))

ゼッケン7:RC166E-102/RC166F-102(推定)

エンジン単体:RC165-102(推定。「E」の刻印はかつてはなかったは今は?)

マシン細部:RC166E-102/RC166F-102(推定)

ただし、動態保存という名の新造エンジンがありますので、写真はご参考程度に。
 
参考
http://jfrmc.ganriki.net/rc166/rc166-3.htm








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Hugh Anderson の自伝

1960年代、スズキに乗り活躍したHugh Andersonについてはこちら。
http://www.iom1960.com/other/anderson.html

2014年に自伝が出版されています。
http://www.amazon.co.jp/Being-There-Autobiography-Hugh-Anderson/dp/0473299941/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1455441182&sr=8-1&keywords=hugh+anderson

で、注文しました。14日現在、6684円になっていますが、私が注文したところはもっと安いところです。世界中、どこでも注文できますから。インターネット万歳!

(2月15日追記)
本のサイトがありました。
http://hughanderson.co.nz/

新年+書評

新年あけましておめでとうございます。

最近は大晦日~新年を実家で過ごすことが多かったのですが、今回は久しぶりに自宅で過ごしました。大晦日の夜は近所のお寺(子供が子供会等でお世話になっていた)に行き、除夜の鐘を鳴らし、神社に深夜の初もうでに行き・・・久しぶりでした。

で、「博士のエンジン手帖 3」(畑村耕一 編集:世良耕太、2015三栄書房)を読みました。

畑村氏の感想文(連載記事)をまとめたものです。

61頁のような間違いは間違いはすぐ分ります。VWの1.2リッターTSIエンジンのことを書いているのに、諸元表は2リッター4気筒だからです。
153頁のフォードの1リッター3気筒のはずなのに、ボア×ストロークが83×92.3の訳はないとすぐ気が付きます
他のエンジンにもこのようなくだらない誤りがあります。これは編集者の責任でしょう。

著者の責任分として1箇所だけ指摘しておきます。
125頁でプジョー1.2リッター3気筒自然吸気エンジンについて「クランクシャフトの倍の回転数で逆方向に回るバランスシャフトは付いておる」とありますが、赤字は「と同じ」の誤りです。
http://www.psa-peugeot-citroen.com/sites/default/files/content_files/new-challenges-encountered-when-designing-highly-downsized-gasoline-engines.pdf は
1.2リッター3気筒ターボについてのものですが、Page12/16の図でバランサーシャフトを駆動するギア、バランサーシャフトのギアを見ればクランクシャフトと同速だと分ります。

そもそも3気筒エンジンの1次慣性力、2次慣性力の釣り合いを理解していれば、「バランサーシャフトを1本装着するなら、1次慣性力対応」と分るはずですが、編集者にその知識を求めるのは無理ですから。

馬力

馬力=仕事/時間=力×速度
・・・JFRMCに書いています。ブログでも書いた記憶。
http://jfrmc.ganriki.net/zatu/tyokusen.htm

wikipediaでは1馬力を
「1秒間につき75重量キログラム (kgf) の重量を1メートル動かすときの仕事率」(75 kgf·m/s) となる。」
としています。で、「F1テクノロジー最前線<2010年版>」(サイエンス・アイ新書)35頁では

「わが国では75kgの物体を1秒間に1m動かすときの仕事の量」
となっています。「75kgの物体」であれば、このkgは質量単位となります。どの方向に動かすのか書かれていなければ素人には何のことか分らないのではないのでしょうか?
wikiの方も「重量だから上向きに動かす」と思って書いているのかもしれませんが、素人にはこれでも分りにくいと思います。

ひょっとしたら、書いている本人が分っていないのかもしれません。

で、いわゆるイギリス馬力のbhpですが、british horse power の略とされることが多いと思いますが、brake horse power が正解だと思います。



世界グランプリがいちばん熱かった時代 Vol.2

発売されていましたね。
単なる写真集がこの値段で買えるのですから、お買い得といえばお買い得です。

Vol.2は1988-2001をとりあげています。この時代1987年に世界選手権としての日本GPが復活、1989年からテレビ大阪系での世界GP放送が始まり、それまでとは違う世界GPの味わい方となりました。ただ、私自身、1993年のレイニーの事故以降、少しテンションが下がったような気がします。1990年前後のような興奮は・・・私が歳をとっただけかもしれません。

この時代のGP、コース毎の特徴がだんだん失われましたので、この本の写真を見ても明らかな間違いは少し少なくなっています。12-13頁のローソンの走行写真が「WEST GERMANY Nurburgring」となっていますが、Marlboroのロゴがマシン、ヘルメット、皮つなぎにありますので、西ドイツGPではないですね。まあ、他の写真も手持ちの資料と照合すればどんどん説明誤りが出てくるとは思います。

また、30頁の写真は「SPAIN Jerez」とされています。この写真、シーズン前のテストのものなので、説明だけの説明では間違いではありませんが、他の写真はいずれも各GPのものなので、30頁の説明ではスペインGPの時のものと誤解されますね。ライター氏が区別できていないだけだと思いますが。

また、各年のレース結果ですが、「イタリア」、「スペイン」、「フランス」、「日本」が年に2回以上ある年があります。もちろん、2回あるイタリアの一方がサンマリノだったりするのですが、区別されていません。区別できない方が作成しているのですから、信用できるわけがありません。

とはいうものの、これだけの写真が詰まっていてこの値段ですから、買う価値はあると思います。いっそのこと活字を減らして写真を増やすか、小さな写真を大きくしてくれたらよかったのにと思います。

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