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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

技術者のミス

ニューマチックバルブスプリング の末尾に次の文を追加しました。

補足2
   「レーシングエンジン徹底研究」(林義正、1991グランプリ出版)に、デスモドロミックバルブ作動系について、次の記述がある。著名な技術者であっても間違えることはある。

 「第2の利点は、カム軸の回転変動がきわめて小さくなることだ。通常はバルブスプリングの強い反力を抑え込みながらカム面がバルブリフターをこじり下げるわけで、その抵抗によりカム軸は回転変動を起こしている。カム軸の回転角度で1度くらいの作動タイミングのずれは避けられないのが現状だ。デスモドロミック方式は、これが限りなくゼロに近くなる。」

 「第3の利点は、フリクションが大幅に減少することである。普通、シリンダーヘッドを組み上げた状態では、カム軸を回すのにかなりの力がいる。~バルブスプリングの反力による抵抗が原因でそれがエンジンのパワーロスにもなる。デスモドロミック方式では、ヘッドを組み上げた状態で、指先で簡単にカム軸を回せるのだ。かなりフリクションを小さくできるはずで、多気筒になるほど、高回転になるほど、このメリットは大きい。」

 「レーシングエンジンにデスモドロミック機構が採用されるのは時間の問題であると私は考えている。」

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新年明けましておめでとうございます。

少し遅くなりましたが、おめでとうございます。

年末~1月2日は実家に行き、両親(80代にしてすこぶる元気)、甥夫婦、姪家族、姉夫婦、甥、姪らと会い、にぎやかな正月を過ごすことができました。
 

 
 
さて、新年早々の記事は、「明らかにおかしな記述」です。新年早々、小さな記事ですが、ご容赦ください。ホンダRC181の記事も1年放置していますが、後編もアップしたいと思いますので、よろしくお願いします。


スズキTR750Rの記事

先日公開したタイトルの記事
http://jfrmc.ganriki.net/zakkan/kousei/kousei12.htm

ですが、別冊モーターサイクリスト2013-7の記事をよく読むと、「ライター氏は「XR20」を知らないわけではなく、1975年のレースを走ったスズキ750をXR20と勘違いしている」のだと思うようになりました。

 そのため、タイトルの記事を修正しています。まあ、当時の写真を全く確認せずに記事を書くのは、雑誌屋らしいといえばそうなのですが

潮流発電

「素人に分りやすい話」
http://vitz1f.ninja-x.jp/iroiro/nova/nova.htm

の末尾に次の文を加筆しました。
「2013年4月18日の日経産業新聞の記事によると、川崎重工業が開発中の潮流発電施設は、羽根直径18m、流速2.7mで1000kWということである。発電効率は100×0.5×1000/(π×r2×v3×1.025)=39% になり、「定格」としては妥当なところと思われる。ただ、「1キロメートル四方で10万キロワットの発電所を建設できる」(つまり100m間隔格子状に100基設置)は・・・100基100m間隔に設置した場合と、1基設置した場合とで、羽根周辺の水の流れが同じだとは思えない。」

RACERS Vol.19 スズキRGΓ(2)

 24日に発売されました。
 特筆すべきはレースに出場したXR35、XR40、XR45のフレーム番号、エンジン番号の記述があることです。これは取材を受けたスズキの元技術者が記録を保存していたのでしょう。その他にも技術者ならではの貴重な資料、資料を基にした記述があり、読み込むのに(楽しい)時間がかかります。

 フレーム番号についてですが、
私の記事
http://jfrmc.ganriki.net/xr40/xr40-1.htm

http://jfrmc.ganriki.net/xr45/xr45-1.htm

のフレーム番号の記述とかなり食い違いがあります。私の記事は写真から判別したものなので、間違いがあって当然なのですが・・・・
 例えば1983年のオランダでマモラが乗ったマシンのフレーム番号(個体管理番号※)は2007となっています(60頁)。しかし、ウンチーニがオランダGPプラクティスでフレームの横に黒く「2007」と書かれたマシンに乗った写真があるのです。今後、このあたりについて再検証したいと思います。

 現時点で気になった記事を3箇所挙げます。

・72頁下の写真がイギリスGPになっていますが、オランダGPのように見えます。

・73頁下の写真が南アフリカになっていますが、次の理由からフランスGPと思われます。
 〇ガリーナ氏は整備用つなぎの下にセーターを着込んでいる。背景の人物も冬季のような服装。南アフリカGPは暖かい季節に行われましたが、フランスGPは時折、季節外れの小雪が舞う天候で行われました。
 〇ミニウィングを装着した「4」(テールカウルの数字)がフランスGPで姿を見せている。

・77頁のマシンが「XR40-Ⅲ modified」となっていますが、フレームのエンジン装着部、ラジエーター装着部からするとXR45フレームにしか見えません。






※記事中では「固体管理番号」になっていますが「個体管理番号の誤りと思われます。

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