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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ヤマハ0W60

0W69のベースとなったとされる0W60(1982年型YZR500)ですが、これが現存する0W60です。

Kenny Roberts Yamaha OW60 GP Racer | MCNews


 フレーム番号は

0W 60-B-207

のようですが、フレームに直接打刻されておらずフレーム右バックボーンに貼られたプレートに打刻されているので、本来のフレーム番号はこれとは別かもしれません。

 CDIインナーローターの刻印は

0W60
20102

なので、初期に製作されたものと思われます。
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ヤマハ0W69(2) (加筆あり)

 ヤマハ0W69(1983-84YZR700)は1982年の0W60(500㏄スクエア4気筒)をベースにしているとされています。


 CDIのインナーローター(赤矢印)を見ると

 「0W60」、「20403」の刻印があります。

 20403ですが、1983年の0W70(YZR500)の同種の部品では「302××」ですし、1984年の0W76(YZR500)では4で始まる数字、1985年の0W81(YZR500)では5で始まる数字ですから

「2」:製造年
「04」:製造月
「03」:月内製造番号

ではないでしょうか? 04が製造月とすると、シーズン前に製作されたものではなく、追加で製造されたものということになります。

 どちらにしても、0W69CDIインナーローターに0W60の打刻があることから、これらの電装品は0W60のものと思われます。





ヤマハ0W69(1983-84YZR700)

1984年 YZR700(0W69) - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機

「米国のAMA選手権を戦った700ccファクトリーマシン」となっています。「デイトナ専用マシン」と書かれることもありますが、1983年、1984年のデイトナ200以外に、1983年の次のレースを走りました。

トランスアトランティック・トロフィー(英米対抗戦)
 オールトンパーク(4/30)
 レース1 ロバーツ3位、ローソン10位
 レース2 ロバーツ3位、ローソン6位
 スネッタートン(5/1)
 レース3 ロバーツ2位、ローソン5位
 レース4 ロバーツ2位、ローソン5位
 ブランズハッチ(5/2)
 レース5 ローソン4位、ロバーツ7位
 レース6 ロバーツ4位、ローソン5位
 総合スコア ロバーツ3位、ローソン5位


ラグナセカ(7/17)
 ヒート1 ローソン2位、ロバーツはチェーンアジャスター破損でリタイア
 ヒート2 ロバーツ1位、ローソンはチェーンアジャスター破損で18位

現存する0W69-E-302/0W69-B-302

BTS・ジンに“無理やりキス” 日本人の50代女を強制わいせつの罪で在宅起訴

(2) たし on X: "すごい叩かれてるけど、日本は極めて女性による乱暴狼藉に甘いので「これが犯罪になるとは思わなかった」というのはただの事実というかそう思ってて当たり前だし、50年も日本で女性やっててどっぷり甘やかされた人間に今更「反省しろ」というのも酷だろ。つまりこれは日本の男が悪い。" / X


 そういえば男性オリンピック選手にキスした日本の女性政治家(後に大臣)がいましたね。


液冷と油冷

スズキ独自の「油冷エンジン」ってナニ? ドコが凄いの?(バイクのニュース ) | 自動車情報・ニュース - carview!

「とはいえ「熱いエンジンオイルを吹き付けても、さほど冷えないのでは?」とも感じますが、これは簡単な実験で理解できます。手の平にハァ~とユックリ息を吹きかけると暖かく感じますが、口をすぼめてフーッと勢い良く吹き付けると冷たく感じます。息の温度は同じなのに冷たくなるのは、手の平の表面の暖かい空気の層を吹き飛ばしているからです。」


実験開始前の状態は
 赤文字 息の温度>手の平の表面温度
 青文字 息の温度<手の平の表面温度

と読めてしまいます。


 実験してみました。

1 手の平で口を覆い、ゆっくり息を吹きかける→手の平は暖かく感じる
2 手の平で口を覆い、口をすぼめて勢いよく息を吹きかける→手の平は1より暖かく感じる
3 手の平から少し口を離して、口をすぼめて勢いよく息を吹きかける→手の平は1より冷たく感じる

 3は、息の流れが周辺の空気(冷たい)を引きずって手の平にあてるからでしょう。

 さて、元スズキの横内悦夫氏(故人)は次のように語っていました。
「そんなころ、ふとしたことから第二次世界大戦で日本が誇ったゼロ戦を負かしたアメリカの戦闘機P51ムスタングが社内で話題になった。エンジンの冷却方式に話を向けると、誰かが「あれは液冷だよ」と言った。私は「液冷だよ」の“液”の一語に気持ちを奪われた。そして、こう考えた。水冷式の水は液の中の一つにしかすぎない。水以外の液はないものかと。すると、エンジンには潤滑用のオイルがあるではないか。これも“液”だ。このようにオイルを使った“液冷エンジン”はできないものか、と発展していったのである。」出典:世の中の流れを変えよう81-90

 P51のロールスロイスのマーリンエンジンをアメリカのパッカードが生産した「パッカード・マーリン」ですが、マーリンエンジンの冷却液はエチレングリコール97%から水70%+エチレングリコール30%に変更されました。


ウチューじん・ささき on X: "ロールスロイス・マーリンもアリソンV-1710も初期型は高濃度(97%)エチレングリコール冷却液でしたが、パワーアップに従って冷却能力が不足し、水70%+グリコール30%(不凍液)を加圧して沸点を100°C少し上にした冷却方式に変更されました。" / X

Pilot's Flight Operating Instructions, P-51-D-5

  P51のパッカード・マーリンはP51B以降の型に搭載されましたが、出力から考えてパッカード・マーリンは当初から水70%+エチレングリコール30%だったと思われます。

 スズキの油冷エンジンの多くが消え、替わりに多くの水冷エンジンが登場しました。歴史は繰り返す。

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