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レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

ホンダ・モーターサイクル・レーシング・レジェンド vol.3 復刻補完版

Amazon.co.jp: ホンダ・モーターサイクル・レーシング・レジェンド vol.3 復刻補完版(ヤエスメディアムック968) : Motorcyclist編集部: 本

 2009年に発刊された本(ムック)の復刻補完版です。2009年版はかなり早くに絶版になっていたように思いますので、今回の発刊自体はいいことですね。



 ただ、公開校正 HONDA MOTORCYCLE RACING  LEGEND vol.3 で指摘した箇所のうち、幾つかは修正されたようですが、修正されていない箇所もあります。

 修正が確認できた箇所を一つ挙げると

59頁の「その後追い上げてきたH.G.アンシャイト(スズキ)は首位に立つが最終周転倒リタイア」(写真説明)の下線部がH.アンダーソンに修正


です。






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1977年型スズキRG500(XR14)

Bonhams Cars : 1977 Suzuki 500cc XR14 RG500 Frame no. RG500-1201 Engine no. RR1202RG500

 ホンダ・コレクションホールで展示されていたマシンですね。


 RG500(XR14)の後ろに写っているMVアグスタ500も売りに出ています。
Bonhams Cars : c.1965 MV Agusta 500cc Four-cylinder Grand Prix Racing Motorcycle Frame no. *1 1 0 9* Engine no. 1109


 このXR14は1977年型です。コレクションホールの説明プレートには「スズキ RGA500 XR22」とありましたが、グランプリ・イラストレイテッド誌のデタラメ記事を信用したのでしょうか?(SUZUKI XR)

 TEAM SUZUKI by Ray Battersby, Osprey 1982/Parker House  2008によると、1982年当時、イギリスに1201/1201(エンジン番号/フレーム番号)と1202/1202の2台のバリー・シーン用1977年型XR14が現存することになっていました(他にもう1台あり)。

 これからすると、オークションのマシンは1982年当時の2台のエンジン/フレームを交換したものということになりますが、TEAM SUZUKIに書かれたのは4桁数字のみで、数字の前後の文字が何なのか書かれていなかったので、オークションのマシンの1202/1201と1982年当時の2台との関連はよくわかりません。


 何れにせよ、貴重な個体が(おそらく)海外流出するのは残念です。日本にある時に見ることができてよかった。



 オークションの情報はこちらで知りました。


(4) The Mizz on X: "4月のBonhamsに出てるこの2台、ホンダが持ってたやつだな…この2台売るとは思わんかった ↓RG500 https://t.co/CdqHZ44rTr ↓MVアグスタ https://t.co/jhOJZff1lR https://t.co/Y8X2e484RS" / X

ホンダの1.5LターボF1エンジン(1988)の燃料

(4) naga on X: "ただねトルエンのRONは120 これの84%だと100.8≒101なんよね 非線形混合で2も上がるか?って疑問が..... トルエン違ってトルエン主体でキシレンとかとの混合芳香族の事じゃ無かったん?って疑ってはいますけどねw" / X


 リサーチ法オクタン価(RON)のFIA基準は103ではなく102です。また、トルエン84%+n-ヘプタン16%燃料のRON実測値(ホンダ)は101.8です。

 トルエンのRONを120.1(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcombsj/54/170/54_217/_pdf/-char/ja の表2 ) とすると、この燃料のRON計算値(体積分率による※)は100.88になりますから、実測値と計算値の食い違いは0.9です。

 この食い違いの理由ですが

〇密度の違い

 トルエンの密度はn-ヘプタンの1.27倍です。ですから
 
 トルエンの体積含有率84%は重量含有率86.9%に相当します。これでRONを計算すると104.4になります。


〇基準燃料作成法の違い

 RON100以下と100超では基準燃料の作成方法が全く異なるので、RON100超の成分とRON100以下(この場合はRONゼロ)の混合燃料の実測RONが計算値と差が出るのは当然です。


 なお、RON100の標準物質・イソオクタンの密度は0.692、RONゼロの標準物質・n-ヘプタンの密度は0.6795で、両物質の密度はほぼ同じです。


※ホンダのペーパーには体積比なのか重量比なのか書かれていませんが、混合後の比重からすると体積比です。




4ストロークF750マシンの可能性

 1975年頃には、排気量とエンジン出力の関係

〇排気量に比例し、気筒あたり排気量の1/3乗に反比例する
排気量と回転数(リンク)

に気が付いていました。それで、F750のホンダが参戦したら面白くなると思ったものです。

 当時のトップチームのDFV(3リッターV型8気筒)の最高出力を470PSとして、この関係を4ストローク750㏄並列4気筒に当てはめると

148PS

になります。これはクランクシャフト出力なので、変速機出力に換算(伝達効率95%)すると

140PS

です。そして1976年から始まった騒音規制が適用されると

130PS

程度でしょうか?


 ヤマハ0W29(1975年型YZR750)が走っていた1975年ならともかく、0W31が登場した1976年では4ストローク750で勝てる可能性はかなり低くなったでしょう。

 そして、ホンダの関心はF750ではなく耐久レースに向いていたのです。








ノートン チャレンジP86(11)

 一般市販車を目指したかのようなマシンが現存しています。

Bonhams Cars : c.1974 NVT 'Cosworth' Experimental Prototype Frame no. none Engine no. none


 クランクシャフト左端からベルトで駆動されるシャフトAの回転数はクランクシャフトの1/2程度のようですので、このシャフトから排気カムシャフトにギアで繋がるようです。この駆動経路はP86レース用エンジンとは全く異なりますし、バランサーシャフトもないようです。


 また、シャフトAの右端には発電機等が配置されているようです。

 エンジン下にオイルフィルターがあり、その前の部品に2本のホースが接続されていますが、水冷式オイルクーラーでしょうか?



 そして、変速機は別体で、ノートン・コマンド850の変速機を左右入れ替えたものようです。ですから、ノートン・コマンド850は左チェーンですが、このマシンは右チェーンです。

 フレームはダブルクレードルで、エンジンがラバーマウントされているように見えます。
  

 このマシン、外観からすると計画の初期段階で試験的に製作されたエンジンを搭載して、エンジン本設計の参考にしたもののようです。

  ただ、このマシンに「P89」と手書きされたアルミ板が貼られていることが気になります。単純に考えるとP86の後のプロジェクトですから、P86をベースに製作された一般市販車用テストエンジン搭載車ということになりますが、P86という変速機一体のエンジンを製作した後で、変速機別体のマシンを意図するとは思えません。ノートン混乱の時期に、手書きのプレートを付けた人が間違えてP89と書いたのでしょうか?







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