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JFRMCブログ

レーシングマシンについての記事は「その他」にもあります。

バリー・シーン?

http://www.vintagebike.co.uk/pictures/phil-read-and-a-young-barry-sheene/

写真は1961年マン島TTジュニア(350cc)のWinner's Enclosureで勝者(フィル・リード/ノートン)を囲む人の中に10歳のバリー・シーンが写っています(右端のハンチング)。

さて、
1961tt.JPG






は1961年マン島TT125ccでのスズキチームで、1岡野、2増田、3石川、4伊藤光夫、5伊藤利一です。で、6の少年ですが、バリー・シーンのように見えるのですが・・・
 フィル・リードは125ccクラスでブルタコに乗っていますので、手前にそのマシンがあるのかもしれません。
 間違っていたらすみません。
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潮流発電

 ノヴァの潮流発電について http://vitz1f.ninja-x.jp/iroiro/nova/nova.htm で「そもそも海中の条件は非常に厳しく、浸水、腐蝕、生物付着、プロペラの抵抗を受け止める躯体の構造等、解決すべき課題は山積しているはずだが、それが解決される根拠は全く示されてない。」と書いていましたが、実証実験でそれを「実証」する結果になっていました。
 実証実験中に2基のタービンのうち1基が流出し、実験を中止していたのです。(http://karano.exblog.jp/15653299/

 どうもノヴァの社長は「技術を軽視」どころか、「技術を無視」しているように思えてなりません。社長には航空機設計者として有名なケリー・ジョンソン(故人)が語ったとされる「設備がない、資金がないということでテストを省けば、高い代償を払うことになる。」を贈りたいと思います。この程度の技術に対してこの言葉を贈るのはジョンソンに失礼かもしれませんし、社長が「テスト」の意味を理解できるとも思えませんが・・・

 それにしてもこの実証実験に対する環境省補助金はどうなるのでしょうか。

カワサキワールド

 故あって神戸に行きましたので、ついでにカワサキワールドにも寄りました。
 これはKR350。
b3ef1a5e.jpg






 
 他にKR2(KA-Ⅰ)、KX250SR(1985)、B8Mが展示されている競技用マシンですが、4年前と同じでした。
 というか、ふれあいモーターサイクル(現行一般市販車で跨ることができる)を除き、一般市販車も4年前と同じ展示車のようです。明石工場内の展示室を一般公開しないなら、カワサキワールドの展示車をもう少し入れ替えていただけると嬉しいですね。
 
 それとKR2(KA-1)の説明書きにある
・~on the this machine
・the isle of Mann(正しくは the Isle of Man)
も4年前のままでした。

がんばれ、カワサキ!
 

文学的表現

180度V型12気筒とボクサー12気筒で書いたように通りすがりさんから「フェラーリのフラット12についてなら「水平対向12気筒ではなく180度V型12気筒である」という方はかなりいますが、典型的なボクサーエンジンである(ポルシェ)917をそのように言う人は”まず”いないからです。」という書き込みがあったのですが、正直いって驚きました。ポルシェ917エンジンがボクサーエンジンなどとは初耳だったからです。でネット上で検索するとそのように主張される方もいらっしゃるようですね。なぜそのような主張をされるのかは分りませんが、「ポルシェ908はボクサーエンジンで、917は908を1.5倍したもの。だから917はボクサーエンジン。」と考えたのかもしれません。誰かがそのような勘違いをし、その誤情報が広まったのでしょう。

 そもそも「ボクサー12気筒」(対向するピストンのクランクピンが別である水平対向12気筒)というものが存在するのでしょうか。なぜ、904、906、908はボクサーなのでしょうか。それを理解していれば、「917はボクサー」情報がおかしいことはすぐに気が付くはずです。まして、図や写真があるのですから。

 どちらにしても2軸クランクV型4気筒で「このような機構の違いを単純な言葉で表現することには無理があります。具体的な機構を示さない限り「V型4気筒」は文学的表現だと思っていますし、それでいいと思います。」と書いたように、ボクサーも180度Vも文学的表現に過ぎず、その実際の構造を的確に伝えるものではありません。文学的表現に拘るより、実際の構造とその構造の理由を知ることの方が大事だと思います。

 

180度V型12気筒とボクサー12気筒

2軸クランクV型4気筒(http://jfrmc.tou3.com/Entry/90/)の記事について、「通りすがり」さんから

「フェラーリのフラット12についてなら「水平対向12気筒ではなく180度V型12気筒である」という方はかなりいますが、典型的なボクサーエンジンである(ポルシェ)917をそのように言う人は”まず”いないからです。


との書き込みがありました。180度V型12気筒もボクサーエンジンも「文学用語」ですので、議論のすれ違いがないように定義を次のとおりとします。
・180度V型12気筒は向かい合うピストンに繋がるクランクピンが共通。
・ボクサー12気筒は向かい合うピストンに繋がるクランクピンがそれぞれ別で、互いの位置が180度ずれており、向かい合うピストンがパンチを打ち合うような動きをする。

 さて、「ポルシェ906/910/907/908/917」(檜垣和夫、2006ニ玄社)181頁に917のクランクについて次の記述があります。
「~クランクシャフトは、908までは気筒毎に1個のクランクピンを持ついわゆる”ボクサー"タイプだったが、917では強度上や、摩擦損失及びクランクケース内のポンプ損失低減などの理由から、対向する二つの気筒が一つのクランクピンを共有する、いわゆる”180度V型”タイプに変更された」。
そして、180頁のエンジン断面図でもクランクピンは6つしか見えません。また、ネット上には917のクランクシャフトの写真が幾つかありますが、この写真を見ると917のクランクピンは6箇所しかありません。
http://www.pbase.com/917carl/917_12_cyl_engine

「通りすがり」さんの発言の根拠を知りたいところです。

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